だい‐ぞく【大俗】
1 僧でない世俗の人。「—の身で、そのやうな事がなるものか」〈虎明狂・花子〉 2 非常に俗っぽいこと。「こんな手妻のきいた料理よりか、やっぱり—に葱の白根と鴨沢山に」〈滑・続膝栗毛・一一〉
だつ‐ぞく【脱俗】
[名](スル)世間から離れて、俗事にわずらわされないこと。俗事に執着しないで、あっさりしていること。超俗。「—の境」
ちょう‐ぞく【超俗】
世俗を超越すること。「—の人」「—的生活」
つう‐ぞく【通俗】
[名・形動] 1 世間一般の人々にわかりやすく親しみやすいこと。一般向きであること。また、そのさま。「—な言葉で話す」「—に堕する」「—文学」 2 世間なみ。世間一般。 3 世間の一般的風習。一...
てい‐ぞく【低俗】
[名・形動]下品で俗っぽいこと。程度が低く、趣味の悪いこと。また、そのさま。「—な番組」「—化」⇔高尚。 [派生]ていぞくさ[名]
と‐ぞく【都俗】
都会の風俗・習慣。みやこぶり。
どう‐ぞく【道俗】
仏道に入っている人と俗世間の人。僧侶と俗人。僧俗。
ど‐ぞく【土俗】
その土地の住民。また、その土地の風俗。
にゃく‐ぞく【若族/若俗】
若い人。若者。「ある時は児(ちご)、—の能かと見え」〈花伝・七〉
の‐ふうぞく【野風俗】
風俗のいやしいこと。また、無作法であること。〈諺草〉