じゆう‐りつ【自由律】
短歌・俳句の様式の一。従来の31音・17音の形式にとらわれずに自由な音律で表現しようとするもの。短歌では前田夕暮、俳句では荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)・河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)ら...
じん‐じ【人事】
1 人間社会の出来事。人世の事件。自然の事柄に対していう。「—に煩わされる」 2 人間の力でできる事柄。人間が行う事柄。「—を尽くす」 3 社会・機構・組織などの中で、個人の身分・地位・能力の決...
すがた【姿】
1 人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。「顔もいいし—もいい」「鏡に—を映す」「後ろ—」 2 身なり。風采。「—をやつす」「うらぶれた—」 3 目に見える、人の形。存在するものとしての人...
すりもの‐え【摺り物絵】
江戸時代、暦・狂歌・俳句などに絵を加えて一枚摺りにしたもの。
ずいさいかいわ【随斎諧話】
夏目成美の著作。文政2年(1819)刊。2冊。俳句の解説や俳諧資料の紹介、論評などをまとめたもの。特に芭蕉関係の資料に見るべきものが多い。
せいかしゅう【井華集】
江戸後期の俳句集。2巻。高井几董(たかいきとう)著。寛政元年(1789)刊。上巻に春夏、下巻に秋冬の句を収めた自撰句集。
せっ‐く【拙句】
へたな俳句。自分の作った俳句をへりくだっていう語。
せん‐く【選句】
[名](スル)多くの俳句や川柳の中からすぐれた句を選び出すこと。また、選び出された句。「投稿を—する」
ぜん‐く【全句】
1 俳句・川柳などの句の全体。 2 その人の作ったすべての句。また、句集のすべての句。
そううん【層雲】
俳句雑誌。明治44年(1911)、荻原井泉水が創刊。創刊当初は河東碧梧桐とともに新傾向俳句の普及をめざしたが、のちに季題に関する意見の相違から碧梧桐は離脱。井泉水は定型・季題を止揚した自由律俳句...