く‐またがり【句跨がり】
俳句・短歌などで、一つの語が二つの句の切れ目をまたぐもの。例えば、「海暮れて鴨(かも)の声ほのかに白し/芭蕉」では、「ほのかに」が2句と3句をまたいでいる。
けり
《和歌・俳句などに助動詞「けり」で終わるものの多いところから》物事の終わり。結末。決着。
げん‐く【原句】
引用されたり翻訳されたりする以前の原典の句。また、添削・推敲(すいこう)する前の俳句。
げんだいはいくろん【現代俳句論】
水原秋桜子による俳句論。昭和11年(1936)刊行。増補改訂版は昭和16年(1941)に刊行。
こう‐だい【交題】
季題をとりまぜて俳句を詠むこと。また、その季題。混題。乱題。
こ‐く【古句】
昔からのことわざや格言など。古人の詩文の一節。また、古い俳句。
こくう【虚空】
長谷川櫂の句集。平成14年(2002)刊行。第54回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。
こころ‐の‐とも【心の友】
1 互いに心をわかり合う友。親友。 2 心を慰めてくれるもの。「俳句を—とする」
こし【古志】
日本の俳句雑誌。平成5年(1993)、長谷川櫂の主宰により創刊。平成23年(2011)以降は大谷弘至が主宰。
ことば‐がき【詞書(き)/言葉書(き)】
1 和歌や俳句の前書きとして、その作品の動機・主題・成立事情などを記したもの。万葉集のように、漢文で書かれたものは題詞(だいし)という。 2 絵巻物の絵に添えられた説明文。 3 絵本などで、画中...