えんすいけい‐どぐう【円錐形土偶】
山梨県南アルプス市の鋳物師屋遺跡からほぼ完全形で出土した大形の中空土偶の通称。縄文時代中期につくられたもの。胴体は円錐形で、高さは約25センチ。大きく膨らんだ腹を片手でおさえる姿は妊婦をかたどっ...
お‐ででこ【御出木偶】
1 江戸中期、放下師(ほうかし)などが見世物に使った人形。ざるを伏せて開けるたびに異なった人形を出した。 2 「御出木偶芝居」の略。
おどるでく
室井光広の短編小説。平成6年(1994)発表。同年、第111回芥川賞受賞。
がっしょう‐どぐう【合掌土偶】
縄文時代の土偶。青森県八戸市の新井田川右岸に位置する風張(かざはり)遺跡の、縄文時代後期後半の竪穴住居跡から完全形で出土した。座った状態で両腕を膝の上に置き、両手の指を胸の前で組んだ人物像。平成...
き‐ぐう【奇偶】
1 奇数と偶数。 2 博打(ばくち)の、半(はん)と丁(ちょう)。また、博打。
ぐう【偶】
[常用漢字] [音]グウ(慣) [訓]たまたま 1 人の形に似せたもの。人形。「偶像/土偶・木偶」 2 二つで対をなすもの。ペア。カップル。「対偶・配偶・匹偶(ひつぐう)」 3 二で割り切れる数...
さかうえいせき‐の‐どぐう【坂上遺跡の土偶】
昭和49年(1974)、八ヶ岳の南西麓に位置する坂上遺跡からほぼ完全形で出土した土偶。先のとがった短い腕を左右に広げた姿の立像土偶で、高さは23.3センチと大形。縄文時代中期後半につくられた同様...
しゃがむ‐どぐう【しゃがむ土偶】
昭和27年(1952)、福島県福島市の上岡遺跡から出土した土偶の通称。高さは21.3センチと大形。縄文時代後期につくられた女性像で、膝を立てて座り腕を組んだポーズは、座産または祈りをささげる姿と...
しゃこうき‐どぐう【遮光器土偶】
土偶の一種。顔の輪郭を超えて大きく表現された目に特徴がある。この目が、イヌイットが雪中の光除(よ)けに着用した遮光器(スリット状の穴が空いたゴーグル)に似ることから命名された。
たい‐ぐう【対偶】
1 二つで組みになっているもの。対(つい)。「この線は、鬢(びん)の下端の線などと目立った—をしている」〈寅彦・浮世絵の曲線〉 2 対句(ついく)。 3 論理学で、「pならばqである」に対して、...