かんぎ‐てん【歓喜天】
《(梵)nandikeśvaraの訳》頭は象、身体は人間の姿をした仏法守護神。もとインド神話の魔王で、のち仏教にとり入れられたもの。単身像と双身像とあり、双身像は、男神と女神とが抱擁する姿をとる...
かんく‐ちょう【寒苦鳥】
インドのヒマラヤにすむという想像上の鳥。夜に雌は寒苦を嘆いて鳴き、雄は夜が明けたら巣を作ろうと鳴くが、太陽が出ると寒さを忘れて怠ける。仏教では、怠けて悟りの道を求めない人間にたとえる。かんくどり。
かん‐げ【勧化】
[名](スル)《「かんけ」とも》 1 仏の教えを説き、信心を勧めること。「衆生を—する」 2 僧が仏寺・仏像を造営するため、信者に寄付を勧めて集めること。勧進。
かんしつ‐ぞう【乾漆像】
乾漆2の技法を用いて造られた彫像。脱活乾漆には東大寺法華堂不空羂索観音像・興福寺八部衆像など、木心乾漆には聖林寺十一面観音像などがある。
かんしん‐じ【観心寺】
大阪府河内長野市寺本町にある高野山真言宗の寺。山号は檜尾(ひのお)山。大宝年間(701〜704)役小角(えんのおづの)の創建と伝える。はじめ雲心寺と称したが、弘仁年間(810〜824)空海が再興...
かん‐じん【勧進】
[名](スル) 1 人々に仏の道を説いて勧め、善導すること。 2 堂塔・仏像などの建立・修理のため、人々に勧めて寄付を募ること。勧化(かんげ)。「—して本堂を建立する」 3 僧の姿で物乞いをして...
かん‐すう【関数/函数】
1 《function》二つの変数x、yがあって、xの値が決まると、それに対応してyの値が一つ決まるとき、yはxの関数であるという。記号y=f(x)で表す。xを独立変数といい、二つ以上のこともあ...
かんせつ‐さつえい【間接撮影】
身体を通過したX線を蛍光板に当てて可視像とし、それをカメラで撮影する方法。集団検診に用いられる。
かんぜおん‐じ【観世音寺】
福岡県太宰府市にある天台宗の寺。山号は清水山。院号は普門院。開創は天平18年(746)、開山は満誓。筑紫で崩じた母斉明天皇のため天智天皇が発願建立した。天平宝字5年(761)に設けられた戒壇院は...
カンタカ‐チェーティヤ【Kanthaka Cetiya】
スリランカ北部の都市アヌラダプーラ近郊の、仏教の聖地ミヒンタレーにある仏塔。高さ約20メートル。紀元前1世紀半ばに建造、1930年代に発掘された。四方に守護の石像が置かれ、ゾウ・ウシ・ウマ・ライ...