げん‐ぱん【元版】
中国の元代に刊行された書物。宋版の復刻本が多い。
げん‐ぴ【元妃】
天子・君主の正妻。皇后。正妃。
げんぴん‐やき【元贇焼】
明からの帰化人陳元贇(ちんげんぴん)が寛永(1624〜1644)のころに名古屋で焼いた陶器。瀬戸産の陶土を用いた素地(きじ)に呉須(ごす)で書画をかき、これに白青色の透明な釉(うわぐすり)を施し...
げん‐ぶつ【元物】
法律でいう果実(収益物)を生み出すもとになるもの。牛乳を産出する乳牛、地代を生む土地など。
げんぶん【元文】
江戸中期、桜町天皇の時の年号。幕府では8代将軍徳川吉宗の時代。1736年4月28日〜1741年2月27日。
げんぶん‐きんぎん【元文金銀】
江戸幕府が元文元年(1736)から発行した金貨と銀貨。裏面に「文」の字の極印があり、文字(ぶんじ)金銀ともいう。古文字金銀。真文字金銀。
げん‐ぷく【元服】
[名](スル)《「げんぶく」とも》 1 奈良時代以降、男子が成人になったことを示す儀式。ふつう、11〜16歳の間に行われ、髪を結い、服を改め、堂上家以上は冠、地下(じげ)では冠の代わりに烏帽子(...
げんぷく‐おとり【元服劣り】
元服して髪を結い上げると、以前に比べて容姿が劣って見えること。あげおとり。「御—の、ことのほかにせさせ給ひにしをや」〈大鏡・兼家〉
げんぷく‐おや【元服親】
⇒烏帽子親(えぼしおや)
げんぷく‐な【元服名】
⇒烏帽子名(えぼしな)