うき‐あし【浮(き)足】
1 つま先だけが地面につき、かかとが上がっている状態。相撲などでもいう。「砂でざらざらする青畳の上を—で歩きながら」〈秋声・足迹〉 2 落ち着かないさま。逃げ足・逃げ腰となること。「一家が総て—...
うき‐いね【浮(き)稲】
イネの品種で、水位が上昇したとき、急速に生長して葉や穂先を水面に出すことのできるもの。草丈は数メートルから十数メートルになることもある。東南アジアなど洪水の多い低湿地で栽培される。
うきぐも【浮雲】
二葉亭四迷の小説。明治20〜22年(1887〜1889)発表。明治中期の功利主義や官僚制の中で挫折(ざせつ)していく青年の姿を、言文一致体で描いたもの。近代写実小説の先駆とされる。
林芙美子...
うき‐びしゃ【浮(き)飛車】
将棋で、飛車先の歩(ふ)を進め、飛車が定位置から2間(けん)上に出た形。序盤の攻撃の構えの一。
うき‐やがら【浮矢柄/浮矢幹】
カヤツリグサ科の多年草。沼や沢に生え、高さ1〜1.5メートル。根茎は泥中をはい、先に塊茎をつける。茎は三角柱状。夏、茎の頂に細長い葉を出し、穂が数個つく。
うぐいす‐かぐら【鶯神楽】
スイカズラ科の落葉小低木。日本特産で、山野に自生。高さ約1.5〜3メートル。葉は楕円形で、若葉では縁に赤みがある。春、枝先に淡紅色の花が1個垂れ下がって咲く。実は熟すと赤くなり、食べられる。うぐ...
うけ‐あゆみ【浮け歩み】
遊女の道中の際の歩き方。体を反らし、つま先をけり出しながら、足を浮かせるようにしてゆっくりと歩く。「三つ重ねの衣装着こなし、素足道中繰り出しの—」〈浮・一代女・一〉
うけいれ‐テスト【受(け)入れテスト】
納品されたコンピューターシステムやソフトウエアが、要件定義を満たしているかを検証すること。納品先の企業などが実際の業務を想定して行う。承認テスト。検収テスト。アクセプタンステスト。
うけ‐お【受緒】
1 鎧(よろい)の袖についていて、鎧を肩上(わたがみ)の手先の茱萸(ぐみ)(管状の金具)につなぐ緒。 2 矢の箙(えびら)・靫(うつぼ)などにつけて、掛緒(かけお)と合わせて結ぶ緒。
うけおい‐しゃいん【請負社員】
請負労働者や個人請負労働者として勤務する人。 [補説]派遣社員は派遣先から業務上の指揮命令を受けるが、請負社員は勤務先から指揮命令を受けない。