いちがた‐ちょうしんせい【Ⅰ型超新星】
超新星のうち、分光学的な観測から、そのスペクトルに水素の吸収スペクトルが見られないもの。連星系を成す白色矮星に伴星からガスが流入し、その質量がチャンドラセカール限界を超えて大爆発を起こしたⅠa型...
いちごひとふり【一期一振】
鎌倉時代の刀工、粟田口吉光の作による日本刀(太刀)。享保名物帳所載。短刀の名手として知られた吉光の銘がある希少な太刀として知られる。豊臣秀吉や徳川家康などが所有し、現在は皇室御物として宮内庁が管理。
いちじ‐エックスせん【一次X線】
X線回折や蛍光X線分析などで、物質に照射されるX線。その物質から放射されるX線は二次X線と呼ばれる。
いち‐じょう【一条】
1 ひと筋。1本。「—の光」「—の活路を見いだす」 2 箇条書きのひとくだり。文章の中の一節。一条項。「—の注意書き」 3 ある一つの事柄。一つの事件。一件。「話題がその—に及ぶ」「巧に件の不都...
いち‐だん【一団】
一つの集まり。一群。「観光客の—」「—となって歩く」
いち‐どう【一道】
1 1本の道。 2 一つの芸道。一つの専門。一芸。「—に長じる」 3 細長いものの、ひとすじ。「—の光明」 4 仏語。悟りへの唯一の道。一乗。「斉(ひと)しく—に入らむ」〈性霊集・七〉
いちはらの【市原野】
歌舞伎舞踊。富本節。3世桜田治助作詞、名見崎徳治作曲。本名題「当稲俄姿画(わせおくてにわかのすがたえ)」。文久3年(1863)江戸守田座で初演。洛外市原野で源頼光・袴垂保輔(はかまだれやすすけ)...
いち‐りん【一輪】
1 開いた一つの花。「梅—」 2 一つの車輪。 3 満月。「—満てる清光の影」〈謡・姨捨〉
いち‐ろう【一臘/一﨟】
1 出家受戒後、安居(あんご)を一度終えたこと。これを法臘1歳と数える。転じて、年功を積んだ僧。最上位の僧。→臘(ろう)「金峰山の別当はかの山の—をなむ用ゐける」〈今昔・二八・一八〉 2 蔵人や...
いっ‐きょ【一炬】
1 一つのかがり火。「光明の—を点じ得て」〈漱石・野分〉 2 いっぺんに焼くこと。「征服者の—によって灰にならなくとも」〈寅彦・読書の今昔〉