やっ‐つ【八つ】
「やつ」の音変化。「ななつ、—、ここのつ」
や‐つ【八つ】
1 数の名。はち。やっつ。 2 8歳。 3 昔の時刻の名。今の午前2時および午後2時ごろ。やつどき。→お八つ 4 数が多いこと。や。「—裂き」「—当たり」
やつ‐あし【八つ足/八つ脚】
1 器物の足が八つあること。また、その物。 2 「八つ足の机」の略。
やつあし‐の‐つくえ【八つ足の机】
両側に4本ずつ足のついた机。神前に物を供えるときなどに用いる。はっそくのつくえ。
やつ‐あたり【八つ当(た)り】
[名](スル)腹を立てて、関係のない人にまで当たり散らすこと。「落第した腹いせに弟に—する」
やつ‐お【八つ峰】
多くの峰々。重なり合った山々。「あしひきの山椿咲く—越え鹿(しし)待つ君が斎(いは)ひ妻かも」〈万・一二六二〉
やつ‐ぎり【八つ切り】
1 一つのものを八つに切り分けること。また、その切ったもの。 2 写真感光材料の大きさの一。横21.6センチ×縦16.5センチの大きさ。また、その印画紙。八つ切り判。
やつ‐くち【八つ口】
女性または子供用の着物の脇明き。袖付けの下の脇縫いを縫い合わせずにあけてある部分。身八つ口。
やつ‐さがり【八つ下がり】
「八つ過ぎ1」に同じ。「昼は心まかせの楽寝して、—より身を拵(こしら)へ」〈浮・一代女・六〉
やつ‐ざき【八つ裂き】
ずたずたに裂くこと。「心を—にされる思い」