おとこ‐おび【男帯】
男性が締める帯。角帯・兵児帯(へこおび)など。→女帯
おの【小野】
京都市左京区高野から八瀬(やせ)・大原にかけた一帯の古称。小野当岑の所領地で、惟喬(これたか)親王が幽居した所。
京都市山科(やましな)区の地名。真言宗の随心院がある。小野小町の出身地と伝え...
おのえ【尾上】
兵庫県加古川市の地名。尾上神社があり、境内の松は、高砂(たかさご)の松、尾上の松、相生(あいおい)の松ともよばれた。[歌枕]「—なる松の木末はうちなびき浪の声にぞ風もふきける」〈拾遺・雑上〉
おはつ【お初】
1 浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」における、中老尾上(おのえ)の召使いの名。自害した主人の仇(あだ)を討つ。 2 浄瑠璃「曽根崎心中」の女主人公の名。→お初徳兵衛
おはつ‐とくべえ【お初徳兵衛】
大坂内本町の平野屋の手代徳兵衛と北の新地の遊女天満屋のお初。また、元禄16年(1703)に起こった二人の情死事件を題材にした浄瑠璃・歌舞伎などの通称。近松門左衛門作「曽根崎心中」が有名。
おふさ‐とくべえ【お房徳兵衛】
宝永元年(1704)に起こった、大坂万年町の紺屋徳兵衛と六軒町重井筒(かさねいづつ)屋の遊女お房の心中事件を題材とした浄瑠璃・歌舞伎などの通称。浄瑠璃「心中重井筒」が有名。
おまん‐げんごべえ【おまん源五兵衛】
心中をして寛文年間(1661〜1673)の俗謡などに歌われた、おまんと薩摩源五兵衛。二人の話を題材として、近松門左衛門の「おまん源五兵衛薩摩歌」、井原西鶴の「好色五人女」などの作品がある。
オムニサイド【omnicide】
《omni(すべての)+cide(殺害)から》(核兵器による)皆殺し。
おんきょう‐きらい【音響機雷】
近くを通る艦船が発する音や振動に感応し、爆発する機雷。→音響兵器
おんきょう‐へいき【音響兵器】
音波の性質を利用した兵器の総称。電波を通しにくい海中において、対象物の探知に用いられるアクティブソナーやパッシブソナー、音の発生源を追尾する音響ホーミング魚雷、音を感知して爆発する音響機雷などが...