えんとう‐ずほう【円筒図法】
地図投影法の一。地球に接する円筒面に、経線・緯線などを地球の中心に視点を置いて投影し、それを平面に広げたもの。経線は等間隔の平行線に、緯線はそれと直交する直線になり、高緯度ほど間隔が広くなる。メ...
えんとう‐どき【円筒土器】
縄文時代前期から中期の円筒形をした土器。東北地方北部から北海道南西部にかけて出土する。
えんとう‐はにわ【円筒埴輪】
土管に似た円筒形で、外側に数本の突起した帯をめぐらせた埴輪。高さ60〜100センチ。墳丘上に垣根のように同心円状にめぐらせた。
えんとう‐ぶんすい【円筒分水】
農業用水を分配するための設備。円筒の下部より噴き上げられた水が、各土地の面積の比率に合わせて仕切られた外周部から流れ落ちる仕組み。流量にかかわらず一定の比率で水の分配ができる。
えんとう‐レンズ【円筒レンズ】
⇒円柱レンズ
えん‐どう【円堂】
寺院の建物で、八角形または六角形の構造の堂。
えん‐どん【円頓】
《「円満頓足」の略》天台宗の教義で、一切を欠くことなくたちどころに備えることができる意。実相をたちまち悟って成仏すること。
えんどん‐かい【円頓戒】
天台宗で、円頓の妙旨に基づいて授けられる大乗戒。梵網経(ぼんもうきょう)に説く菩薩(ぼさつ)戒。円戒。
えんどん‐かいだん【円頓戒壇】
天台宗に入門した者に円頓戒を授ける式場。最澄没後、比叡山に開かれた。これに対し、園城寺(おんじょうじ)の開いた戒壇を三摩耶(さんまや)戒壇とよぶ。
えんどん‐きょう【円頓教】
天台宗の教え。円頓の妙旨を説く教え。