ふゆ‐がこい【冬囲い】
冬季、使用しない船を陸に引き揚げたりして、苫(とま)やむしろで覆うこと。
ふゆ‐がた【冬型】
「冬型気圧配置」の略。
ふゆがた‐きあつはいち【冬型気圧配置】
冬季に現れやすい典型的な気圧配置。日本付近では西高東低型のこと。日本列島の西に高気圧、東の海上に低気圧がある。北西の季節風が強く、日本海側は雪、太平洋側は乾燥した晴天となる。
ふゆ‐がまえ【冬構え】
冬ごもりのしたく。冬を越すために寒さや風・雪・霜などを防ぐ設備をすること。《季 冬》「外風呂へ歩みの板や—/紅緑」
ふゆ‐がれ【冬枯れ】
1 冬になって、草木が枯れはてること。また、その寒々とした冬の景色。《季 冬》「—や雀のありく戸樋(とひ)の中/太祇」 2 冬季に、商店などで客足が減って不景気になること。特に2月をいう。→夏枯れ
ふゆ‐が・れる【冬枯れる】
[動ラ下一][文]ふゆが・る[ラ下二]冬枯れのさまになる。「一面に—・れた山」
ふゆ‐き【冬木】
《「ふゆぎ」とも》 1 冬の木。特に、冬になって、葉の落ちつくした木。《季 冬》「大空に伸び傾ける—かな/虚子」 2 冬でも落葉しない木。常緑樹。ときわ木。
冬(ふゆ)来(きた)りなば春(はる)遠(とお)からじ
《英国の詩人、シェリーの詩「西風の賦」の一節から》つらい時期を耐え抜けば、幸せな時期は必ず来るというたとえ。長い冬を耐えて春を待つ気持ちの表現としても用いられる。
ふゆ‐きゅうでん【冬宮殿】
《Zimniy dvorets/Зимний дворец》⇒冬宮(とうきゅう)
ふゆ‐ぎ【冬着】
冬に着る衣服。冬物。冬服。《季 冬》「悪評や垂れて—の前開き/不死男」