うい‐じん【初陣】
初めて戦場に出ること。また、その戦い。転じて、初めて試合・競技に出場すること。「—を飾る」
うえ‐つ‐かた【上つ方】
《「うえつがた」とも》身分や官位の高い人。貴人。「—の前へ出るのに、白粉(おしろい)を傅(つ)けないのは、此上もない失礼だよ」〈紅葉・二人女房〉
うか・す【浮かす】
[動サ五(四)] 1 浮くようにする。浮かべる。「グラスに氷を—・す」 2 固定させず、不安定な感じや状態にする。「腰を—・す」 3 経費・時間などの使い方を工夫して余りが出るようにする。切り詰...
うかび‐あが・る【浮(か)び上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 水中・水底にあるものが水面に現れ出る。また、地上にあるものが空中に上がる。「魚が—・る」「アドバルーンが空に—・る」 2 苦しい状態を抜け出してよくなる。下位にあったものが...
浮(う)かぶ瀬(せ)
苦しい境遇や状態から抜け出る機会。「身を捨ててこそ—もあれ」
うかれ‐い・ず【浮かれ出づ】
[動ダ下二] 1 気持ちが落ち着かず、どこという当てもなく、家を出る。「—・づる心は身にもかなはねば如何なりとても如何にかはせむ」〈山家集・中〉 2 心がひかれて、うきうきとする。また、うきうき...
うかれ・でる【浮(か)れ出る】
[動ダ下一] 1 心がうきうきとして外へ出る。「春らしい陽気に—・でる」 2 どこというあてもなく家を出る。「次第不動明王、娑婆の若衆にうっぽれて、路考じゃうどに—・でる」〈根無草・後・一〉
うき‐あが・る【浮(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 水中から水面に現れ出る。「難破船が—・る」 2 空中に持ち上がる。今までついていた地面などとの間にすきまができる。「気球が—・る」「地震で土台が—・る」 3 周囲から遊離し...
うき‐い・ず【浮き出づ】
[動ダ下二] 1 形・模様などが、下地や背景から区別されてはっきり見える。浮き出る。「船越の西丘と、対岸の船山の明神の森とは…、夏の夕暮の静かな碧の空の中に—・でていて」〈花袋・野の花〉 2 表...
うき‐え【浮(き)絵】
江戸時代、西洋画の透視図法を取り入れた遠近感のある絵。実景が浮き出るように見えるのでいう。初め、のぞきからくりの眼鏡絵に用いられ、芝居小屋内部を描いた浮世絵などにも応用された。遠視画。