にんしんこうけつあつ‐しょうこうぐん【妊娠高血圧症候群】
妊娠20週以降から分娩後12週までに高血圧症状あるいは高血圧に加えて尿たんぱくがみられる異常の総称。母体が妊娠に伴うさまざまな生理現象に適応できないために起きると考えられている。日頃から血圧が高...
にんしん‐せん【妊娠線】
妊娠後半期に妊婦の腹部などの皮膚にあらわれる青味または赤味を帯びた線。外皮が急に伸長し、皮下組織が断裂することによって生じる。分娩前は新妊娠線、分娩後に白く退色した線は旧妊娠線ともいう。
は‐すい【破水】
[名](スル)胎児や羊水の入っている卵膜が破れ、羊水が排出されること。ふつう分娩に際して起こる。 [補説]書名別項。→破水
ビショップ‐スコア【Bishop score】
分娩の進み具合を指標化した数値。子宮頸管の開大度や長さ、子宮口の位置などをそれぞれ点数化し、その合計値をもとに、子宮頸管の成熟・未成熟や分娩誘発の可否を判断する。米国の医師ビショップが考案。
びじゃく‐じんつう【微弱陣痛】
分娩時に子宮の収縮が弱く、分娩が正常に進行しない状態。子宮収縮剤や陣痛促進剤を投与して陣痛を促進・増強させる。
ふく‐あつ【腹圧】
腹筋と横隔膜の収縮によって生じる、腹腔内の圧力。排便・排尿を助けるほか、女性では出産のとき、子宮の収縮とともに分娩(ぶんべん)の原動力となる。
ふつう‐ぶんべん【普通分娩】
⇒自然分娩
ぶんべん‐だい【分娩台】
病院・助産院などに設けられる、分娩のための台。ベッド型や椅子型などがある。
ぶんべん‐よていび【分娩予定日】
統計的に分娩が起こる可能性が高い日。人の場合、妊娠前の最終月経開始日から280日目(妊娠40週0日)。予定日当日に分娩する人は全体の約5パーセントで、約85パーセントは予定日の前後4週間に分娩し...
へいそくせい‐ぶんべん【閉塞性分娩】
児頭骨盤不適合・胎位異常・微弱陣痛などにより経膣(けいちつ)分娩が困難な状態。開発途上国などで、低年齢や栄養不良などにより、骨盤が十分に発達していない状態で妊娠した場合などに起こる。帝王切開など...