プルトニウムせいさん‐ろ【プルトニウム生産炉】
原子爆弾の原料となるプルトニウムを生産する原子炉。黒鉛減速炉で天然ウランを核分裂させ、使用済み燃料からプルトニウムを分離・抽出する。
プルトニウム‐ばくだん【プルトニウム爆弾】
プルトニウム239を核分裂物質として用いた原子爆弾。長崎に投下されたのはこの種のもの。
プロイセン【Preußen】
ドイツ北東部、バルト海南岸の大部分を占める地方。1701年、プロイセン王国がブランデンブルク選帝侯フリードリヒ3世(プロイセン国王としては1世)を王として成立。分裂を続けるドイツ東北部でしだいに...
プロメチウム【promethium】
希土類元素のランタノイドの一。核分裂生成物中に発見された人工放射性元素で、名はプロメテウスにちなむ。元素記号Pm 原子番号61。
ヘーゲル‐がくは【ヘーゲル学派】
1818年にベルリン大学の教授となったヘーゲルを中心にして形成された学派。ヘーゲル死後、右派・中央派・左派に分裂。右派は老ヘーゲル学派ともよばれ、ヘーゲルの保守的な面を継ぐ。ゲッシェル・ガプラー...
ベンガルぶんかつ‐れい【ベンガル分割令】
1905年、イギリスのインド総督カーゾンが発した法令。反英民族運動を分裂させる目的で、ベンガル州をイスラム教徒多住地域とヒンズー教徒多住地域とに二分したが、かえって反英闘争を激化させ、1911年...
ほうかい‐ねつ【崩壊熱】
放射性物質が崩壊する過程で発生する熱。原子炉では、運転停止後も核分裂生成物の崩壊が続くため、一定の期間、崩壊熱の除去が必要となる。→放射性崩壊
ほう‐し【胞子】
シダ植物・コケ植物・藻類・菌類などに形成され、単独で新個体となりうる細胞。ふつう単細胞で、有性生殖後にできるものや、無性器官内にできるもの、栄養体の一部が分裂してできるものなどがある。→芽胞
ほうし‐ちゅう【胞子虫】
胞子虫綱の原生動物の総称。寄生性で、栄養は体表を通して宿主から摂取。分裂による無性生殖のほか、有性生殖も行って新宿主への感染型の胞子を形成する。マラリア病原虫・グレガリナ・ピロプラズマなど。
ほうしゃせい‐はいきぶつ【放射性廃棄物】
原子力施設や使用済み核燃料の再処理工場などで発生する、放射性物質を含む廃棄物。核分裂生成物のほか、放射能に汚染された衣類・器具・水や、閉鎖施設そのものも含まれる。核廃棄物。→高レベル放射性廃棄物...