うげつそうさつじんじけん【雨月荘殺人事件】
和久峻三による推理小説。昭和63年(1988)刊行。実際の地方裁判所で用いられる調書・解剖報告書・証拠写真といった公判資料を再現し、読者が判事の立場で事件の真相を推理する異色のミステリー。第42...
うさぎのめ【兎の眼】
灰谷健次郎による児童文学作品。昭和49年(1974)刊行。挿絵は長谷川知子。小学1年生のクラス担任となった、新卒の若い女性教師の成長を描く。NHKの番組、少年ドラマシリーズでドラマ化されたほか、...
うず【渦】
榛葉英治の処女小説。女性の不可解な性を描く。昭和23年(1948)から翌昭和24年(1949)にかけて「文芸」誌に連載。単行本は昭和31年(1956)刊行。
うずいもせやまおんなていきんたまむすび【渦 妹背山婦女庭訓 魂結び】
大島真寿美の小説。平成31年(2019)刊行。浄瑠璃「妹背山婦女庭訓」などの作者である近松半二の生涯を描く。第161回直木賞受賞。
うずみび【埋み火】
杉本苑子の長編小説。副題「近松門左衛門の生涯」。昭和49年(1974)、上下2巻で刊行。
うそつきおとこ【嘘つき男】
《原題、(フランス)Le Menteur》コルネイユの喜劇。1634年初演、1644年刊行。スペイン風の軽妙な喜劇。
うたかた
渡辺淳一の恋愛小説。既婚者同士の不倫を描く。平成元年(1989)より「読売新聞」に連載。平成2年(1990)に単行本が刊行されると、「うたかた族」という造語が流行して話題となった。
うたまくら【歌枕】
中里恒子の小説。昭和48年(1973)刊行。第25回読売文学賞受賞。
うちなるへんきょう【内なる辺境】
安部公房による随筆・評論集。昭和46年(1971)刊行。
うちゅうごみだいせんそう【宇宙ゴミ大戦争】
横田順弥によるナンセンスSF小説。昭和52年(1977)刊行。