さんかん‐しおん【三寒四温】
晩秋から初春にかけて、3日間くらい寒い日が続いたのちに4日間くらい暖かい日が続き、これを繰り返すこと。中国北東部や朝鮮半島などではかなり規則的な現象としてあらわれる。《季 冬》
さん‐しゅん【三春】
1 春季の3か月。初春・仲春・晩春。陰暦の1・2・3月。《季 春》 2 三度、春を過ごすこと。3か年。→三秋
さん‐の‐かわり【三の替(わ)り】
1 同じ一座による芝居興行で、演目の三度目の替わり。 2 京坂で、歌舞伎の3月興行。顔見世に次ぐ初春興行を二の替わりといい、その次の興行の意。江戸では弥生(やよい)狂言。《季 春》
しゅん【春】
[音]シュン(呉)(漢) [訓]はる [学習漢字]2年 〈シュン〉 1 はる。「春季・春日・春宵/初春・惜春・早春・晩春・陽春・来春・立春」 2 正月。「賀春・迎春・新春」 3 若く血気盛んな...
しん‐おう【新鶯】
初春に里に降りて来てさえずるウグイス。
しん‐しゅん【新春】
新年。初春(はつはる)。正月。《季 新年》
せい‐よう【青陽】
《五行説で青を春に配するところから》 1 春の異称。特に、初春をいう。《季 春》 2 春の光。 3 春の景色。
せんず‐まんざい【千秋万歳】
初春の祝福芸で、宮中をはじめ諸寺・諸家を回ってことほぎをして舞い、祝儀をもらうもの。平安末期に起こり、中世に盛行した。せんしゅうまんざい。《季 新年》
そう‐しゅん【早春】
春の初めごろ。初春。浅春。《季 春》「—の庭をめぐりて門を出でず/虚子」
そが‐きょうげん【曽我狂言】
曽我兄弟のあだ討ちを主題とした歌舞伎狂言。元禄期(1688〜1704)に形が整い、享保期(1716〜1736)から明治初年まで、江戸各座は吉例として初春狂言にした。→曽我物