り‐もつ【利物】
1 《「物」は一切衆生の意》仏語。衆生に利益(りやく)を与えること。人々を救うこと。 2 利益。もうけ。〈日葡〉
り‐やく【利益】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々に恵みを与えること。仏の教えに従うことによって幸福・恩恵が得られること。また、神仏から授かる恵み。利生(りしょう)。→御利益(ごりやく) 2 益を得ること。ためになる...
りゅうほ‐りえき【留保利益】
内部留保により自己資本として企業に蓄積される利益。
りょう‐だめ【両為】
両方のためや利益になること。「お前さんも人に憎まれず私の方でも大助かり、ほんに—で御座んす」〈一葉・わかれ道〉
りょう‐とく【両得】
[名](スル)《「りょうどく」とも》 1 一度に二つの利を得ること。「一挙—」⇔両損。 2 両者がともに利益を得ること。⇔両損。
りょう‐どり【両取(り)】
将棋やチェスで、二つの駒が同時に取れる状態になっていること。転じて、二つの利益を同時に取れる状態にあること。
り‐よく【利欲/利慾】
利をむさぼる心。利益を得ようとする欲望。「—にとらわれる」
利(り)を見(み)ては義(ぎ)を思(おも)い危(あや)うきを見(み)ては命(いのち)を授(さず)く
《「論語」憲問から》立派な人格と教養を備えている人は、利益になることがあればそれを得るのは正しいかどうかをまず考え、危急の場合には命を投げ出して事に当たる。
るい‐か【累加】
[名](スル) 1 重なり加わること。また、重ね加えること。「利益が—する」 2 数学で、同一の数を順次に加えていくこと。「—法」⇔累減。
れい‐げん【霊験】
《「れいけん」とも》人の祈請に応じて神仏などが示す霊妙不可思議な力の現れ。利益(りやく)。「—あらたか」