にき‐はだ【和肌/柔膚】
柔らかな肌。やわはだ。にこはだ。「夫(つま)の命(みこと)のたたなづく—すらを剣大刀(つるぎたち)身に副(そ)へ寝ねば」〈万・一九四〉
にさんだん‐の‐わざ【二三段の技】
剣道で、ある部位を攻撃し、相手がそれにひるんだりすきができたりした瞬間、他の部位を連続して攻撃する技。
に‐だん【二段】
1 二つの段。また、第2の段。「剣道—」 2 文章などのまとまりのうち2番目の区切り。 3 主要なことに次ぐ事柄。「敵の事は—、まず此の女めを刻まねば」〈浮・曲三味線・六〉
にっそう‐ぼうえき【日宋貿易】
平安中期から鎌倉中期、日本と宋の間で行われた貿易。主な輸入品は銅銭・陶磁器・香料など、輸出品は硫黄・刀剣・砂金などで、平氏政権・鎌倉幕府とも積極的に推進した。
にっぽん‐ぶどうかん【日本武道館】
東京都千代田区にある武道の競技館。昭和39年(1964)完成。柔道・剣道・弓道などに用いられ、観客1万5000人を収容できる。
にてん‐りゅう【二天流】
《「二天一流」の略》剣術の一流派。宮本二天(武蔵)が創始。二刀流。
にとう‐りゅう【二刀流】
1 両手に1本ずつの刀を持って戦う剣術の流派。宮本武蔵の創始した二天一流(二天流)などが有名。 2 酒も甘いものも両方好きなこと。また、その人。両刀づかい。 3 二つの物事を同時にうまく行えるこ...
にほん‐とう【日本刀】
日本固有の方法で作られた刀剣の総称。軟らかい鉄を芯(しん)(心鉄(しんがね))として硬い鋼(はがね)(皮鉄(かわがね))で包む独特の鍛造法が用いられ、切れ味と造形的均整美にすぐれたものが多い。慶...
にら・ぐ【焠ぐ/淬ぐ】
[動ガ四]《古くは「にらく」》赤熱した鉄を水に入れて鍛える。焼きを入れる。「かの竜泉に剣を—・ぐとかや」〈奥の細道〉
ぬき‐い・ず【抜き出づ】
[動ダ下二] 1 ㋐現れ出る。「御寺のかたはら近き林に—・でたる筍(たかうな)」〈源・横笛〉 ㋑ひいでる。ぬきんでる。「容貌のすぐれたるにも百千の中に—・でたると」〈色道大鏡・一〉 2 ㋐抜いて...