ちんこんか【鎮魂歌】
馳星周の長編犯罪小説。著者の一般小説デビュー作である「不夜城」の続編。副題は「不夜城Ⅱ」。平成9年(1997)刊行。第51回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。
つまとわたし【妻と私】
江藤淳の随筆。副題「41年間連れ添った愛妻への鎮魂記」。平成11年(1999)「文芸春秋」誌に発表。著者の生前に発表された最後の作品。妻の癌(がん)発覚から死に至るまでの夫婦の日々を克明に描く。
ていかひゃくしゅ【定家百首】
塚本邦雄による評論。副題「良夜爛漫」。藤原定家の歌100首に、著者の散文詞と評釈をつけたもの。昭和48年(1973)刊。
てんしのたまご【天使の卵】
村山由佳の恋愛小説。副題は「エンジェルス・エッグ」。平成5年(1993)、第6回小説すばる新人賞を受賞したデビュー作。翌平成6年(1994)刊行。応募時のタイトルは「春妃(はるひ)」。
てんのうお【天の魚】
石牟礼道子の小説。昭和49年(1974)刊行。「苦海浄土」「神々の村」とともに、水俣病の実態を描いた水俣三部作の一。副題は「続苦海浄土」。
であったにほんごごじゅうまんご【出逢った日本語・50万語】
国語学者、辞書編纂者(へんさんしゃ)の松井栄一によるノンフィクション。副題「辞書作り三代の軌跡」。「日本国語大辞典」の初版・第2版の編集委員をつとめた著者が、「大日本国語辞典」を編纂した祖父簡治...
ディナミーデン【(ドイツ)Dynamiden】
ヨーゼフ=シュトラウスの管弦楽によるワルツ。1865年初演。「秘めたる引力」という副題をもつ。工業が発達した時代背景を反映したとされる。
でんえん【田園】
《原題、(ドイツ)Pastorale》ベートーベン作曲の作品。 ピアノソナタ第15番の通称。ニ長調。1801年の作。名称は、のちに楽譜出版社がその牧歌的な曲想にちなんでつけたもの。 交響曲第...
とうぜんプロレスのみかたです【当然、プロレスの味方です】
村松友視のエッセー。昭和55年(1980)刊行。副題「過激な生存の哲学」。ベストセラー「私、プロレスの味方です」の続編。
ドゥムキー【Dumky】
ドボルザークのピアノ三重奏曲第4番の副題。ホ短調。1890年から1891年にかけて作曲。スラブ人の伝統のバラッドの形式を採り入れた作品。