ギリシャ‐ひげき【ギリシャ悲劇】
アテネを中心に前5世紀ごろ栄えた演劇。運命に逆らい、また、流される人間を主題とした荘重・沈痛な悲劇で、仮面をつけた俳優とコロス(合唱団)によって演じられる。アイスキュロス・ソフォクレス・エウリピ...
ぎんざはっちょう【銀座八丁】
武田麟太郎の中編小説。銀座のバーを舞台とする群像劇で、昭和9年(1934)8月から10月にかけて朝日新聞に連載。同名の作品集は昭和10年(1935)刊。
クオレマ【(フィンランド)Kuolema】
シベリウスの管弦楽曲。1903年作曲。全6曲。題名はフィンランド語で「死」を意味する。A=ヤルネフェルトの同名の戯曲の劇付随音楽であり、第1曲を改編した「悲しいワルツ」が有名。
くさ・い【臭い】
[形][文]くさ・し[ク] 1 不快なにおいを感じる。いやなにおいがする。「ごみ捨て場が—・くにおう」「息が—・い」 2 疑わしいようすである。怪しい。「あのそぶりはどうも—・い」「—・い仲」...
クサンテン【Xanten】
ドイツ北西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市。オランダとの国境に近く、ライン川沿いに位置する。古代ローマ時代の軍事拠点に起源し、植民都市となった。20世紀に復元された円形劇場の遺跡がある。
クサントス【Xanthos/Ξάνθος】
小アジアにあった古代都市。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの南西約110キロメートルに位置する。古代リキア王国の首都として栄え、当時はアリナと呼ばれた。紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシア、前1...
くだり‐やくしゃ【下り役者】
上方(かみがた)の役者で、江戸の劇場に出演するために下ってきた者。「例年霜月一日を顔見世と定め、—地ばえの子供思ひ思ひに」〈浮・元禄大平記・八〉
くち‐ばん【口番】
劇場の楽屋の出入り口で番をする人。
くつかけときじろう【沓掛時次郎】
長谷川伸の戯曲。3幕。昭和3年(1928)、「騒人」誌に発表。同年12月、帝国劇場にて初演。歌舞伎や映画化作品もある。
くに‐ところ【国所/国処】
《「くにどころ」とも》生まれ故郷。郷里。「是れ—の差別もなく、演劇さかえて奇異譚衰うる所以なり」〈逍遥・小説神髄〉