く‐どく【功徳】
仏語。 1 現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行。善根。「—を施す」 2 神仏の恵み。御利益(ごりやく)。 [補説]「こうとく」と読めば別語。
くどく‐え【功徳衣】
仏語。安居(あんご)が終わったのち5か月間、僧に着用が許される衣。迦絺那衣(かちなえ)。
くどく‐ぞう【功徳蔵】
仏語。 1 功徳を多く積んだことを蔵にたとえていう語。功徳の宝蔵。 2 阿弥陀仏の別称。 3 阿弥陀経で説く、自力回向(えこう)の念仏のこと。
くどく‐ち【功徳池】
仏語。極楽浄土にあるという池。八功徳水(はっくどくすい)をたたえているところからいう。八功徳池。
くどく‐ちゃ【功徳茶】
路上で通行の人に施す湯茶。7月初旬から24日まで仏家で行う。
くどく‐てん【功徳天】
吉祥天(きちじょうてん)の別称。
くどく‐ぶろ【功徳風呂】
僧や貧民に対して、施しのために湯銭を取らないで入れる風呂。施行(せぎょう)風呂。
こう‐とく【功徳】
功績と徳行。 [補説]「くどく」と読めば別語。