なかむら‐ざ【中村座】
歌舞伎劇場。江戸三座の一。寛永元年(1624)初世猿若(中村)勘三郎が江戸中橋に創立。禰宜(ねぎ)町・堺(さかい)町・猿若町と移転し、明治9年(1876)休座。のち何度か再興したが長続きせず、同...
なかむら‐や【中村屋】
歌舞伎俳優の屋号。17世以後の中村勘三郎、およびその一門が用いる。
なにに‐まれ【何にまれ】
[連語]《「なににもあれ」の音変化》なんであってもかまわない。どれと限らず。「彼はそのために—仕事のありしだい身を骨灰にして働いた」〈中勘助・菩提樹の蔭〉 「—、かにまれ、手にあたらん物を取りて...
なび・ける【靡ける】
[動カ下一][文]なび・く[カ下二] 1 なびくようにさせる。なびかせる。「髪を肩に—・け」〈中勘助・島守〉 2 自分の意に従わせる。服従させる。「九国を—・けんとするに」〈保元・上〉
な・る【成る/為る】
[動ラ五(四)] 1 物事ができ上がる。実現する。成就する。「ついに五連覇が—・る」「念願—・って一人立ちする」 2 今までと違った状態・形に変わる。「氷が水に—・る」「血と—・り肉と—・る」 ...
なれ‐そ・める【馴れ初める】
[動マ下一][文]なれそ・む[マ下二]親しくなりはじめる。男女が恋する仲となる。「此の源さまと—・めた所から、源さまは御勘当になりまして」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
なんと
[副助]《副助詞「など」に格助詞「と」が付いた「などと」の音変化》引用文を受けて、おおよそのところを示す。「『あたいが馬になってやろう』—いうこともあったが」〈中勘助・銀の匙〉
にいち‐てんさく‐の‐ご【二一天作の五】
1 旧式珠算での割算の九九の一つ。10を2で割るとき、一〇の位の一の珠(たま)をはらい、桁(けた)の上の珠を一つおろして五とおくこと。 2 物を半分ずつに分けること。 3 計算。勘定。
にちぎん‐ちょうじり【日銀帳尻】
日本銀行の主要勘定のうち、その日の日銀券発行高・貸出高・国債残高、およびこれらの前日との増減比のこと。毎日発表される。
にちみん‐ぼうえき【日明貿易】
室町時代、日本と明国との間で行われた正式の貿易。→勘合貿易