あだし‐の【徒野/仇野/化野】
京都市右京区嵯峨、小倉山の麓の野。中古、火葬場があり、東山の鳥辺野(とりべの)と併称された。名は「無常の野」の意で、人の世のはかなさの象徴としても用いられた。[歌枕] 墓地。「暁、灰よせなり...
か【化】
[名]影響を他に及ぼすこと。「恵を施し、道を正しくせば、その—遠く流れん事を知らざるなり」〈徒然・一七一〉 [接尾]主として漢語に付いて、そのような物や事、状態に変える、または変わるという意...
か【化】
[音]カ(クヮ)(漢) ケ(呉) [訓]ばける ばかす [学習漢字]3年 〈カ〉 1 前と違った姿・状態になる。「化合・化石/悪化・羽化・開化・気化・激化・硬化・消化・進化・退化・同化・孵化(...
か‐いく【化育】
[名](スル)天地自然が万物をつくり育てること。「異端邪説を除き以て万民を—したるが如き」〈加藤弘之・人民新説〉
かかん‐ほう【化管法】
⇒化学物質排出把握管理促進法
か‐がく【化学】
《chemistry》物質を構成する原子・分子に着目し、その構造や性質、その構成の変化すなわち化学反応などを取り扱う自然科学の一部門。対象や研究方向により、無機化学・有機化学・物理化学・生化学・...
かがく‐いさん【化学遺産】
日本化学会が、国内の化学・化学技術史上、重要な文化遺産を認定する事業の一。これまで、宇田川榕庵が描いたとされる実験器具の絵、題名に「化学」の語がある日本初の書物、鈴木梅太郎が抽出に成功したオリザ...
かがく‐エネルギー【化学エネルギー】
化学結合によって物質内部に保有されているエネルギー。化学変化に際して、熱・光・電気などのエネルギーに変わる。
かがく‐かせき【化学化石】
地層中に残された生物に由来する有機物の痕跡。有機物そのものが残るほか、炭素の同位体比の分析などで生物由来の有機物の痕跡であることが明らかになる場合がある。地球上における生命の起源を探る上で重要な...
かがく‐がん【化学岩】
堆積岩(たいせきがん)の一。海水・湖水などに溶けていた物質が、化学的に沈殿してできた岩石。石灰岩・チャート・石膏(せっこう)・岩塩など。化学的沈殿岩。