よう‐がまし・い【様がましい】
[形][文]やうがま・し[シク]《中世・近世語》 1 もったいぶっている。いわくありげである。「御下向なからんもなかなか—・しかるべし」〈盛衰記・四一〉 2 条件や注文がやかましい。うるさい。「...
ようけつ‐ぎょうかいがん【溶結凝灰岩】
高温の火山灰が大量に堆積し、その重さと高温のために圧縮されて粒子の一部が溶けてくっつき合い、溶岩状になった岩石。柱状節理の発達したものが北海道の層雲峡、宮崎県の高千穂峡などにみられる。
よく‐ぼ・る【欲ぼる】
[動ラ四]「よくばる」に同じ。「壱文に千貫の入替よきをくわっとなげ給へと、—・りける」〈浮・織留・四〉
よ‐ぐたち【夜降ち】
夜がふけること。また、その時刻。夜ふけ。「—に寝覚(さ)めて居れば川瀬尋(と)め心もしのに鳴く千鳥かも」〈万・四一四六〉
よ‐ぐた・つ【夜降つ】
[動タ四]夜がふける。「—・ちて鳴く川千鳥うべしこそ昔の人もしのひ来にけれ」〈万・四一四七〉
よけ‐の‐うた【除けの歌】
虫よけのまじないの歌。4月8日の灌仏会(かんぶつえ)の日、甘茶で墨をすって守り札に「千早ぶる卯月(うづき)八日は吉日よかみさけ虫を成敗ぞする」という歌などを書き、台所や便所などに逆さにはった。→...
よこ‐やり【横槍】
《2が原義》 1 第三者がわきから口を出して文句をつけること。容喙(ようかい)。「親族から—が入る」「他人が—を入れる」 2 両軍が合戦中に、別の一隊が側面から槍で突きかかること。「東より東条近...
よさ‐の‐うみ【与謝の海】
京都府北部の宮津湾奥にある阿蘇海(あそかい)のこと。[歌枕]「思ふ事なくてぞ見まし—の天の橋立都なりせば」〈千載・羇旅〉
よしつねせんぼんざくら【義経千本桜】
浄瑠璃。時代物。五段。竹田出雲・並木千柳(並木宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)合作。延享4年(1747)大坂竹本座初演。源義経の都落ちにからめて、潜伏中の平家の武将知盛・維盛・教...
よしつねでんせつ【義経伝説】
橋本治による戯曲。平成3年(1991)刊行。ロッキード事件を「義経千本桜」のパロディの形で描いた風刺的作品。