うら【占/卜】
事物に現れる現象や兆候によって神意を問い、事の成り行きや吉凶を予知すること。うらない。うらえ。「武蔵野に占部(うらへ)かた焼きまさでにも告(の)らぬ君が名—に出にけり」〈万・三三七四〉
うら・う【占ふ】
[動ハ下二]うらなう。「乃ち時日を—・へて降(あまくだ)ります」〈神代紀・上〉
うら‐かた【占形/占方】
1 太占(ふとまに)や亀卜(きぼく)に現れた縦横の割れ目の形。占いの結果。「この—持って、泰親がもとへ行け」〈平家・四〉 2 (占方)占いをすること。また、する人。「泰成、—に引き合はせ申すやう...
うら‐さん【占算】
占いに使う算木。転じて、占い。占卜(せんぼく)。
うら‐て【占手】
1 昔、相撲(すまい)の節会(せちえ)で、最手(ほて)に次ぐ2番目の地位。左・右とあり、後世の関脇に相当する。最手脇(ほてわき)。 2 歌合わせで、最初の1番。「左方—の菊は」〈寛平菊合〉 3 ...
うら‐と・う【占問ふ】
[動ハ四]《「うらどう」とも》占って吉凶をたずねる。うらなう。「卜部(うらべ)をも八十(やそ)の衢(ちまた)も—・へど」〈万・三八一二〉
うら‐ない【占い】
うらなうこと。人の運勢、物事の吉凶、将来の成り行きを判断・予言すること。また、それを職業とする人。卜(ぼく)・筮(ぜい)・占星術・トランプ占い・人相見など、古今東西、さまざまの形式がある。うら。...
うらない‐さん【占い算】
「占屋算(うらやさん)」に同じ。「—、占(うら)の御用、しかも上手(じゃうず)なり」〈続狂言記・居杭〉
うらない‐し【占い師】
占いを職業とする人。占い者。易者。八卦見(はっけみ)。
うら‐な・う【占う】
[動ワ五(ハ四)]《「うら(占)」+接尾語「なう」から》現れた兆しや形象などによって人の運勢、将来の成り行き、物事の吉凶などを判断する。また、単に先行きを判断する意にも用いる。「易者に—・っても...