うか・る【受かる】
[動ラ五(四)]試験などに合格する。及第する。「検定試験に—・る」⇔落ちる。
おう‐せん【鶯遷】
鶯が谷から出て大きな木に移ること。転じて、立身出世すること。進士の試験に及第すること。⇔鶯谷(おうこく)。
か【可】
1 良い悪いの二段階評価で合格を示す。「栄養—」 2 《「可能」の略》よいとして許すこと。「分売も—」 3 成績などの段階を示す語。優、良の次。学校の成績評価では、及第を認められるものの最下位。
かい‐し【会試】
中国の科挙の試験の一。郷試(きょうし)に及第した挙人が都で受ける第2の試験。合格すると貢士となり、最終の殿試(でんし)を受ける資格を得る。
かい‐せい【魁星】
1 北斗七星を柄杓(ひしゃく)になぞらえたとき、水をくむ部分の先端にある第1星。 2 進士の試験に第1位の成績で及第した者。
かん‐こ【官戸】
1 唐代の中国で、官に所属していた賤民の一。 2 宋代以降の中国で、科挙に及第して官僚となった者の家。 3 日本の律令制で、官奴司(かんぬし)に所属し、雑役に駆使された賤民。良民と同様に口分田を...
きゅう【及】
[常用漢字] [音]キュウ(キフ)(漢) [訓]およぶ および およぼす ある線まで追いつく。ある範囲まで届く。「及第・及落/企及・言及・溯及(そきゅう)・追及・波及・普及・論及・過不及」 [名...
きゅう‐だいす【及台子】
茶道具で、2本柱の台子。中国から渡来したもので、形が進士及第の際に通る門に似ているところからいう。
きゅうだい‐てん【及第点】
1 試験や審査などで、合格できる最低点。「—に達する」 2 「及第2」に同じ。「2割8分打てれば—だ」
きゅう‐らく【及落】
及第と落第。合格と不合格。「—の分かれめをさまよう」