ははそば‐の【柞葉の】
[枕]同音の反復で、「はは(母)」にかかる。「ちちの実の父の命(みこと)—母の命」〈万・四一六四〉
はん【反】
[音]ハン(漢) ホン(呉) タン(慣) [訓]そる そらす かえる かえす かえって [学習漢字]3年 〈ハン〉 1 はねかえる。はねかえす。「反映・反響・反射・反応(はんのう)」 2 繰り...
はん‐か【反歌】
長歌のあとに詠み添える短歌。長歌の意を反復・補足または要約するもの。1首ないし数首からなる。万葉集に例が多い。かえしうた。
はん‐かこ【半過去】
フランス語・ラテン語などの動詞の時制の一。動作の未完了、過去における継続・反復・進行などを表すもの。
はん‐ぷく【反覆】
[名](スル)《「はんぶく」とも》 1 心変わりして約束などを破ること。裏切ること。「一旦責任問題が持ち上がって、自分の—を詰(なじ)られた時ですら」〈漱石・坑夫〉 2 「反復1」に同じ。「念仏...
はんぷく‐せつ【反復説】
個体発生は系統発生を短縮した形で繰り返すという説。ドイツのヘッケルが1866年に提唱。ヘッケルの法則。生物発生原則。発生反復説。
はんぷく‐はいれつ【反復配列】
生物のゲノム上にみられる、反復するDNA配列。繰り返しの単位や長さによって分類され、数塩基程度の短いものはマイクロサテライト、それより長い10から100程度のものはミニサテライトとよばれる。繰り...
ひき‐かえ・す【引(き)返す】
[動サ五(四)] 1 進んできた道をもとへ戻る。ひっかえす。「途中で—・す」 2 もとの状態に戻る。昔のようになる。「まだ(琴ノ)調べも変はらず、—・し、その折、今の心地し給ふ」〈源・松風〉 3...
ふ
[助動][は|ひ|ふ|ふ|へ|(へ)]動詞の未然形に付く。動作・作用の反復・継続を表す。ずっと…しつづける。よく…している。しきりに…している。「つれもなき佐田(さだ)の岡辺(をかへ)に帰り居(...
ふ
[接尾]動詞の未然形の下に付いて四段活用動詞をつくる。もと、上代に用いられた反復・継続の意を表す助動詞「ふ」で、平安時代以降、特定の動詞にしか付かなくなり、接尾語化したもの。その特徴的な意味も失...