けつ‐えき【血液】
動物の血管系内を循環している体液。有形成分の血球・血小板と液体成分の血漿(けっしょう)からなる。体内各部への酸素や栄養の補給、二酸化炭素や老廃物の除去、抗体による防衛反応、体温の維持などの働きを...
けつえき‐がた【血液型】
赤血球中の凝集原と血漿(けっしょう)中の凝集素が作用して血液凝集反応が起こるか否かによって、あるいは赤血球の抗原の種類によって分類される血液の型。前者にはABO式、後者にはRh式、MN式などがある。
けつえき‐けんさ【血液検査】
血液を採ってその成分や、病原菌、免疫反応などを調べること。
けつりゅういそんせいけっかんかくちょうはんのう‐けんさ【血流依存性血管拡張反応検査】
血流の増加に伴う血管の拡張率を測定することで、血管内皮細胞の機能を調べる検査。動脈硬化の早期診断に用いられる。FMD検査。→血流依存性血管拡張反応
ケミカル‐ヒートポンプ【chemical heat pump】
低温で分解できる化学物質が、再結合するときに出す反応熱を外部に取り出し、化学物質は再循環使用する仕組みのポンプ。
けん‐か【鹸化】
エステルが加水分解されて酸とアルコールになる化学反応。もと、油脂(エステル)をアルカリで加水分解して石鹸(せっけん)を作る操作をさした。「—作用」
けんきてき‐かいとう【嫌気的解糖】
生体内で酸素を利用せずに糖(グルコース)をピルビン酸や乳酸などに分解し、エネルギーを産生する反応過程。酸素がある好気的条件下ではピルビン酸まで、酸素がない嫌気的条件下ではさらに乳酸やエタノールな...
けん‐しょく【顕色】
無色のものを発色させること。繊維を下漬けしてから顕色剤を反応させて色素を生成させたり、クロマトグラフィーで展開させた物質に試薬を作用させたりして発色させることなど。
けん‐はんしゃ【腱反射】
腱をたたくと、腱紡錘(けんぼうすい)や筋紡錘が興奮して刺激を脊髄に送り、反射的に収縮が起こる反応。膝蓋(しつがい)腱反射・アキレス腱反射などがあり、脊髄神経の病気の場合は異常がみられる。
ゲイリュサック‐の‐ほうそく【ゲイリュサックの法則】
1 (第一法則)気体の熱膨張は温度に正比例し、その膨張係数(1/273)は気体の種類に関係なく一定であるというもの。発見者の名からシャルルの法則ともいうが、ゲイ=リュサックがすべての気体に一般化...