こうかがく‐はんのう【光化学反応】
光の作用によって起こる化学反応。物質に光が当たって、活性分子や遊離基を生じ、反応が進むことが多い。光分解・光合成・光重合などの反応がある。
こうか‐さよう【鉱化作用】
マグマ中の高温の気体や液体と岩石とが反応して、各種の鉱物を形成し、鉱床などを形成する作用。
こうきてき‐かいとう【好気的解糖】
生体内で酸素を利用して糖(グルコース)をピルビン酸に分解し、エネルギーを産生する反応過程。酸素がない嫌気的条件下ではさらに乳酸やエタノールなどに分解される。⇔嫌気的解糖。
こう‐げん【抗原】
生体内に入ると抗体をつくらせる原因となる物質。一度抗体ができると、次に侵入した同じ原因物質と特異的に反応する。異種のたんぱく質や多糖類・毒素・微生物などが抗原となりうる。
こうげんこうたい‐はんのう【抗原抗体反応】
抗原と、これに対応する抗体とが特異的に結合して起きる種々の現象。生体に有利な免疫反応、不利なアレルギーやアナフィラキシーなどがある。
こう‐ごうせい【光合成】
光のエネルギーを使って行う炭酸同化。明反応と暗反応の過程からなり、緑色植物では、ふつう水と二酸化炭素から炭水化物を合成し、その際酸素を放出する。ひかりごうせい。
こうさ‐めんえき【交差免疫】
過去にある病原体に感染したことで、それに似た別の病原体に対してはたらく免疫反応。交差免疫反応。交差反応。
こうさんか‐ぶっしつ【抗酸化物質】
生体内で、酸素が関与する有害な作用を抑制する物質の総称。活性酸素が細胞内で過剰な酸化ストレスを引き起こさないよう、強い還元性によりその反応を無害化する。ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなど...
こうさん‐きん【抗酸菌】
酸に対して抵抗力のある細菌。表面に脂質・蝋(ろう)質をもつため、フェノールフクシンで染色後に酸性アルコールなどで脱色しても、反応を示さない。結核菌・癩菌(らいきん)など。
こうしゅう‐せい【光周性】
生物が日照時間の変化に対して反応する性質。植物では花芽の形成や開花にみられ、この反応の違いによって長日植物・短日植物などに区別される。動物では、特に鳥・昆虫などの生殖や発育に関与する。ひかりしゅ...