かず‐な・し【数無し】
[形ク] 1 物の数ではない。取るに足りない。つまらない。また、はかない。「古(いにしへ)ゆ言ひ継ぎ来らし世の中は—・きものそ」〈万・三九七三〉 2 数限りがない。「ふりしけば—・くたまる白雪の...
数(かず)なら◦ず
物のかずではない。取るに足りない。数にもあらず。「身こそ—◦ねど、殿も御前近く召し使ひ給へば」〈源・玉鬘〉
かずもう【蚊相撲】
狂言。大名が新参者を召し抱えるが、相撲を取るとそれが蚊の精とわかり、大うちわを持って対抗するが負かされてしまう。
かせ【桛/綛】
1 紡錘(つむ)で紡いだ糸を巻き取るH形またはX形の道具。かせぎ。 2 (綛)取り扱いに便利なよう、一定の大きさの枠に糸を一定量巻いて束にしたもの。また、それを数える語。1綛は綿糸768メートル...
かそ・う【掠ふ】
[動ハ四]《古くは「かそぶ」とも》 1 盗む。奪い取る。かすめる。「天つ日嗣高御座(たかみくら)の次(つぎて)を、—・ひ奪ひ盗まむとして」〈続紀宣命・一九詔〉 2 人目をくらます。ごまかす。「—...
かた【形/型】
1 (形)物の姿や格好。形状。かたち。「洋服の—が崩れる」「髪の—をととのえる」 2 (形)証拠に残すしるし。保証のしるし。抵当。「カメラを借金の—に置く」 3 (型)ある物のかたちを作り出すた...
かたき【敵/仇】
《「かた」は対比するものの片方の意で、本来は相手を広くいう》 1 勝負や争いの相手。競争相手。「商売上の—」「碁—」 2 恨みのある相手。あだ。仇敵(きゅうてき)。「—を取る」「父の—を討つ」 ...
かた‐ど・る【象る/模る】
[動ラ五(四)]《「形取る」の意》 1 物の形を写し取る。また、ある形に似せて作る。「雪の結晶を—・った模様」 2 物事を形象化して表す。象徴する。「平和を—・ったマーク」 [可能]かたどれる
かたな‐だま【刀玉】
田楽などで、数本の短刀を空中に投げ上げては手で受け取る曲技。また、その曲芸師。
かた‐ぬき【型抜き】
[名](スル)枠や型紙などを使って形を抜き取ること。また、その道具。「—クッキー」