かねことうたしゅう【金子兜太集】
金子兜太の自選著作集。平成14年(2002)、全4巻を刊行。句集、評論、エッセーなどを収録。第13句集「東国抄」と本作により、第59回芸術院賞を受賞した。
かぶと【兜/冑/甲】
1 武将が頭部を防護するためにかぶった武具。頭を入れるところを鉢(はち)、その下に垂れて頸部(けいぶ)を覆う部分を錏(しころ)といい、鉄や革などで作る。 2 舞楽で用いる、鳥兜(とりかぶと)。 ...
かぶと‐にんぎょう【兜人形】
端午の節句に飾る、兜をつけた武者人形。五月雛。《季 夏》
かぶばん【株番】
江戸後期の俳諧書。1冊。小林一茶著。文化9年(1812)から翌年にかけて下総(しもうさ)・江戸・信濃と旅行したときの、発句・連句・随筆を収録。
かみ【上】
1 ひと続きのものの初め。また、いくつかに区分したものの初め。 ㋐川の上流。また、その流域。川上。「—へ船で上る」「川沿いを—に一キロほど行く」⇔下(しも)。 ㋑時間的に初めと考えられるほう。昔...
かみ‐うた【神歌】
1 神をたたえ、神力の発揚を期してうたう歌。「—を歌ひ給ひければ、天照大神(あまてらすおほむかみ)是にめで給ひて」〈太平記・二五〉 2 平安後期の雑芸(ぞうげい)の一。本来、神楽歌の直系であるが...
かみ‐しも【上下】
1 かみと、しも。うえの部分と、したの部分。身分の上位と下位、川上と川下、上半身と下半身、舞台の上手と下手、上の句と下の句など。「大井川かはのしがらみ—に千鳥しば鳴く夜ぞふけにける」〈夫木・一七...
かみ‐の‐く【上の句】
1 短歌1首の前半五・七・五の3句をいう。⇔下(しも)の句。 2 連歌で、五・七・五の句。 3 俳句で初めの5文字。
かみ‐のぼり【紙幟】
1 5月の節句に用いる紙製ののぼり。《季 夏》「笈(おひ)も太刀も五月にかざれ—/芭蕉」 2 江戸時代、罪人を市中に引き回すときや処刑するとき、罪状を書き記して立てた紙ののぼり。
かむり【冠】
《「かぶり」の音変化》 1 「かんむり」に同じ。 2 和歌・俳諧などの初めの5文字。また、各句の初めの字。「—付け」 3 鉱脈や鉱層の上側にある地盤。