じょうげ‐づけ【上下付け】
雑俳の一。題の2字の仮名を句の初めと終わりに付けて句を作るもの。「つる。つき影ぞまた一段と見事なりける」の類。
じょうご‐ほう【冗語法】
論理的には不必要な語句を付け加える表現法。無意識によるものと、強調その他修辞的効果のためのものとがある。
じょう‐ざ【定座/定坐】
1 仏語。座して禅定(ぜんじょう)に入ること。 2 連歌・連句で、二大景物とされる月・花を詠むことに決められた句の位置。例えば、百韻の初表(しょおもて)7句目を月の定座、歌仙初裏の11句目、名残...
じょう‐し【上巳】
五節句の一。陰暦3月の最初の巳(み)の日。のちに3月3日。古く、宮中ではこの日に曲水の宴が行われた。また、民間では女児の祝い日としてひな祭りをするようになった。桃の節句。ひなの節句。重三(ちょう...
じょうとう‐く【常套句】
ある場合にいつもきまって使う文句。決まり文句。
じょう‐ぼん【上品】
1 仏語。極楽往生の人の機根による差異を分けた九品(くほん)の、上位3階級の総称。上品上生・上品中生・上品下生が含まれる。 2 一級品。上等なもの。「発句(ほく)は頭よりすらすらと言ひくだし来る...
じょう‐よう【畳用】
[名](スル)同じ語句などを数多く使用すること。重ねて使用すること。「曖昧なる形容詞を—して」〈上田敏・美術の翫賞〉
じょう‐りゃく【上略】
[名](スル)文章や語句の前の部分を省くこと。前略。→中略 →下略
じょ‐し【助詞】
品詞の一。付属語のうち、活用のないもの。常に、自立語または自立語に付属語の付いたものに付属し、その語句と他の語句との関係を示したり、陳述に一定の意味を加えたりする。格助詞・副助詞・係助詞・接続助...
じょ‐し【序詞】
1 序としての文章。前書き。はしがき。序文。 2 和歌や擬古文などで、意味上または音声上の連想から、ある語句を導き出すために前に置く言葉。枕詞(まくらことば)は1句(5音)を基準とし、音数の制約...