はから・う【計らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 考え合わせて、適切に処置する。とりはからう。「便宜を—・う」「よきに—・え」 2 何かを決めるために話し合う。相談する。「友人と—・って決める」 3 計画を立てる。企てる...
はやとも‐の‐せと【早鞆瀬戸】
関門海峡の最狭部の水道。下関市壇之浦と北九州市門司区との間で、潮流が激しい。海底トンネルが通り、関門橋が架かる。壇ノ浦合戦の古戦場。
ひらかなせいすいき【ひらかな盛衰記】
浄瑠璃。時代物。五段。文耕堂・三好松洛らの合作。元文4年(1739)大坂竹本座初演。源平の合戦を背景に、木曽義仲の遺臣樋口次郎兼光の忠義と梶原源太景季と腰元千鳥との恋を中心に描いたもの。「源太勘...
火(ひ)を擦(す)・る
表向きはなごやかだが、実際は仲の悪いさまのたとえ。「法花・念仏は互ひに—・りたる間なり」〈伽・鴉鷺合戦〉
火(ひ)を散(ち)ら・す
「火花を散らす」に同じ。「大手の合戦は—・して」〈太平記・九〉
不覚(ふかく)を取(と)・る
油断をして失敗する。しくじって思わぬ恥をかく。「スクープ合戦に—・る」
ふ‐ぎんみ【不吟味】
よく吟味しないこと。取り調べを十分にしないこと。「富樫が関所の—は天が下に隠れなし」〈浄・島原蛙合戦〉
ふくしょう‐じ【福祥寺】
神戸市須磨区にある真言宗須磨寺派の大本山。山号は上野(じょうや)山。通称、須磨寺。仁和2年(886)聞鏡の開山と伝えられる。平敦盛の青葉笛など、源平の合戦の遺品を所蔵。
ふじかわ‐の‐たたかい【富士川の戦い】
治承4年(1180)源頼朝の軍と、追討のため京都から下向した平維盛(たいらのこれもり)らの軍が、富士川を挟んで行った合戦。平氏軍は水鳥の羽音を敵の襲来と誤認して敗走したという。
ふじと【藤戸】
岡山県倉敷市の地名。児島半島がもと島であったころは本土と「藤戸の渡し」で結ばれていた。源平合戦の古戦場。
謡曲。四番目物。源平の合戦で藤戸の先陣のおり、佐々木盛綱は口封じのために漁師を殺した...