みょう‐でん【名田】
平安後期から中世にかけて、荘園や国衙領(こくがりょう)の構成単位をなす田地。開墾・購入・押領などによって取得した田地に、取得者の名を冠して呼んだもの。名(みょう)。→名主(みょうしゅ)
みょう‐ぶ【名簿/名符】
古代・中世、官途に就いたり、弟子として入門したり、家人(けにん)として従属したりする際、貴人・長上・師匠に身分証明として送る自分の姓名を書いた名札。名付(なづ)き。名書(なぶみ)。二字(にじ)。
みょう‐もく【名目】
1 「めいもく(名目)」に同じ。「—こそ大学ですけれども」〈魯庵・社会百面相〉 2 習慣などによる読み癖。「射礼」を「じゃらい」、「笏」を「シャク」などと読む類。名目読み。
みょうもく‐よみ【名目読み】
「名目(みょうもく)2」に同じ。
みょう‐もん【名聞】
[名・形動] 1 名声が世間に広まること。世間での評判・名声。ほまれ。「—を求める」 2 名声を求めて世間体をつくろうこと。また、そのさま。「この大将は…、—になどぞおはせし」〈大鏡・師尹〉
みょうもん‐りよう【名聞利養】
仏語。名声と利得。名誉欲と財欲に駆り立てるもの。
みょう‐り【名利】
名誉と利益。また、それを求めようとする気持ち。めいり。「—を求める」
めい【名】
[名] 1 なまえ。な。「姓と—」 2 名詞の上に付いて、すぐれている、評判が高い、などの意を表す。「—文句」「—校長」「—ピアニスト」 [接尾]助数詞。人数を数えるのに用いる。「40—」
めい【名】
[音]メイ(漢) ミョウ(ミャウ)(呉) [訓]な [学習漢字]1年 〈メイ〉 1 人や物の呼び名。「名刺・名称・名簿・名目/家名・改名・学名・偽名・国名・氏名・指名・書名・署名・除名・姓名・...
めい‐あん【名案】
すぐれた案。よい考え。