む・く【向く】
[動カ五(四)] 1 その方向に正面が位置するようにする。対する。面する。「上を—・く」「東に—・く」 2 その方向を指し示す。「磁石の針は北を—・く」 3 その方向・状態にかたむく。「気が—...
こうげん‐じ【向原寺】
⇒むくはらでら
むくはら‐でら【向原寺】
奈良県高市郡明日香村にあった日本最初の寺。欽明天皇13年(552)百済(くだら)から献上された仏像を、蘇我稲目が小墾田(おはりだ)の家、のち向原の家に安置して寺としたのに始まるという。推古天皇の...
むけ【向け/平け】
1 (向け)他の語の下に付けて、送り先や対象を示す。「フランス—の輸出品」「子供—の絵本」 2 従わせること。服従させること。こちらに向かせること。「もののふの八十伴(やそとも)の緒をまつろへの...
むけ‐か・える【向け変える】
[動ア下一][文]むけか・ふ[ハ下二]それまでと異なる方向に向ける。「—・えたばかりの眼を又余所に移した」〈漱石・明暗〉
むけ‐なお・す【向け直す】
[動サ五(四)]向きを変える。「テレビを正面に—・す」
む・ける【向ける】
[動カ下一][文]む・く[カ下二] 1 その方向に正面が位置するようにする。ある方向を向かせる。「視線を—・ける」「背を—・ける」「マイクを—・ける」「怒りを他人に—・ける」 2 その方向をめざ...
むこう【向こう】
1 正面。前方。また、前方の比較的離れた場所。「—に見える山」「—にいる人を手招きする」 2 ㋐物を隔てた、あちらの方。「山の—の村」「通りの—」 ㋑距離を隔てた、あちらの方。目的とする地や、外...
むこう【向日】
京都府南部の市。丘陵は竹の子の産地。長岡京跡がある。人口5.4万(2010)。
むこう‐あわせ【向こう合(わ)せ】
1 「向かい合わせ」に同じ。「三つ宛(ずつ)—に並んでいる小型な浴槽の外に」〈漱石・明暗〉 2 釣りで、魚が餌に食いついて釣り針にかかってしまうこと。