むこう‐ぎり【向こう切り】
茶室で、炉を点前畳(てまえだたみ)の客畳寄りの隅に切ること。また、その炉。
むこう‐さじき【向こう桟敷】
江戸時代から明治時代の劇場で、舞台から見て正面2階の桟敷。
むこうさんげん‐りょうどなり【向こう三軒両隣】
自分の家の向かい側の3軒と左右の2軒の家。親しく交際する近くの家。
むこう‐ざま【向こう様】
[名・形動]《「むこうさま」とも》面と向かうこと。また、そのさま。向かい様。「—に褒めたてる」
むこう‐し【向日市】
⇒向日
むこうじま【向島】
東京都墨田区の地名。もと東京市の区名。隅田川東岸に位置し、百花園・白鬚(しらひげ)神社・三囲(みめぐり)神社・長命寺などがある。
むこうじま‐ひゃっかえん【向島百花園】
東京都墨田区にある公園。文化元年(1804)、骨董(こっとう)商の佐原菊塢(さはらきくう)により開園。梅やススキなどの万葉植物が集められた。昭和13年(1938)東京市に寄贈され、昭和14年(1...
むこう‐じょうめん【向こう正面】
1 向かって正面の方角や場所。前面。 2 芝居で、舞台から見て正面の客席。 3 相撲場で、土俵の正面に対して南側の所。裏正面。
むこう‐ずね【向こう脛】
すねの前面。むかはぎ。
むこうだ‐くにこ【向田邦子】
[1929〜1981]脚本家・小説家。東京の生まれ。脚本家として「七人の孫」「時間ですよ」など多数のヒット作を世に送り出す。その後、エッセー集や小説を発表し、人気を集めた。短編小説「花の名前」「...