スーパーローテーション【superrotation】
惑星や衛星の大気大循環における、自転速度をはるかに上回る強風。1974年、NASA(米航空宇宙局)の金星探査機マリナー10号の観測により、金星上空の広範囲で吹く、自転速度の約60倍という毎秒10...
せい‐らん【晴嵐】
1 晴れた日に山にかかるかすみ。 2 晴れた日に吹く山風。「—梢を鳴らし」〈仮・恨の介・上〉
せき‐かぜ【関風】
関所の辺りを吹く風。「逢坂の関の—吹く声はむかし聞きしに変らざりけり」〈更級〉
せ‐の‐きみ【背の君/兄の君/夫の君】
「せ(兄)」の敬称。「流らふるつま吹く風の寒き夜に我が—はひとりか寝(ぬ)らむ」〈万・五九〉
せみ‐ぶえ【蝉笛】
土製の蝉を上につけた丁字形の竹製の笛。吹くと蝉の鳴き声のような音を出す。
せめ‐ふ・す【責め伏す】
[動サ下二] 1 厳しく言って、無理に承服させる。説き伏せる。「—・せられければ、なまじひに山科へ向ひてけり」〈愚管抄・五〉 2 問いつめる。詰問する。「言葉を以て—・せて問はんずるものを」〈義...
せんこう‐ふう【旋衡風】
気圧傾度力と旋回による遠心力とが釣り合った状態で吹く風。
せんり‐どうふう【千里同風】
《遠く隔たった地方にも、同じ風が吹く意から》世の中がよく治まっていること。
そそ
[副] 1 かすかに吹く風の音を表す語。そよ。「荻の葉に風の—吹く夏しもぞ秋ならなくに哀れなりける」〈続詞花・夏〉 2 静かに動くさま。そっと。「—と物を言うて給はれ」〈咄・露がはなし・三〉
そば・える【戯える】
[動ア下一][文]そば・ふ[ハ下二] 1 風が甘えかかるように、やわらかく吹く。「冷たい頸元に—・える軽い風に吹かれていると」〈秋声・あらくれ〉 2 動物などがたわむれる。「犬は木陰を離れて…原...