あさ‐きた【朝北】
朝吹く北風。「—の出でこぬさきに綱手はやひけ」〈土佐〉
あした【明日】
《「あした(朝)2」から転じた語》今日の次の日。あす。みょうにち。 [用法]あした・あす——「あした」は「あした天気になあれ」「あしたはあしたの風が吹く」のように、最も日常的に用いられる。◇「あ...
あし‐の‐まろや【葦の丸屋】
葦で葺(ふ)いた粗末な小屋。葦の屋。「夕されば門田の稲葉音づれて—に秋風ぞ吹く」〈金葉・秋〉
あだ‐の‐おおの【阿太の大野】
奈良県五條市北東部、吉野川沿岸の地域。萩(はぎ)の名所。[歌枕]「ま葛原なびく秋風吹くごとに—の萩の花散る」〈万・二〇九六〉
羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹(ふ)く
《「楚辞」九章から》羹(あつもの)(熱い吸い物)を飲んでやけどをしたのにこりて、冷たいなますも吹いてさますという意。前の失敗にこりて必要以上の用心をすることのたとえ。 [補説]「熱い物に懲りて膾...
あねったい‐ジェットきりゅう【亜熱帯ジェット気流】
緯度30度付近で吹く強い西風。冬に強まり、南半球では夏は南緯45度付近に移動する。高緯度側で吹く寒帯前線ジェット気流に比べて変動が小さく安定している。
あま‐つ‐かぜ【天つ風】
大空を吹く風。「—雲の通ひ路吹き閉ぢよをとめの姿しばしとどめむ」〈古今・雑上〉
あめ‐たいふう【雨台風】
風が吹くよりも主として雨が強く降る台風。→風台風
あら‐し【嵐】
1 荒く激しく吹く風。雨・雪・雷を伴う場合にもいう。暴風。暴風雨。「花に—」 2 激しく乱すもの。また、事態や社会を揺るがす重大事。「拍手の—」「革新の—」「不況の—が吹き荒れる」 [補説]作品...
ある‐い‐は【或いは】
《動詞「あり」の連体形+副助詞「い」+係助詞「は」から。本来は、「ある人は」「ある場合は」などの意の主格表現となる連語》 [副] 1 同類の事柄を列挙していろいろな場合のあることを表す。一方で...