け・つ【消つ】
[動タ四] 1 ㋐火を消す。「世はただ火を—・ちたるやうに」〈源・匂宮〉 ㋑なくす。消滅させる。「世を保ち給ふべき御宿世(すくせ)は—・たれぬものにこそ」〈源・少女〉 2 蔑視する。ないがしろに...
けり
《和歌・俳句などに助動詞「けり」で終わるものの多いところから》物事の終わり。結末。決着。
けん‐ぎょ【県魚】
各都道府県で、郷土を代表するものとして選び定められた魚介。秋田県のハタハタ、高知県のカツオなど。 [補説]県魚一覧(選定している県)青森 ヒラメ岩手 ナンブサケ秋田 ハタハタ山形 サクラマス茨城...
けん‐よう【見様】
和歌で、対象をありのままに淡々と詠むこと。また、その歌。
芸(げい)が立(た)・つ
一芸に達する。ひとかどの芸がある。「芸の立ったる和歌の心のあらうずる人を」〈狂言記・かくすい〉
げにげに・し【実に実にし】
[形シク] 1 その事柄が、時や所にふさわしいさま。肯定し、納得できるさま。「和歌の会の有様、—・しく優に覚えし事は」〈無名抄〉 2 もっともらしい。まことしやかである。「—・しく所々うちおぼめ...
げんげんしゅう【玄々集】
平安中期の私撰和歌集。1巻。能因(のういん)撰。永承年間(1046〜1053)の初めごろに成立。一条天皇から後朱雀(ごすざく)天皇までの間の秀歌160余首を作者別に収める。
こい‐の‐うた【恋の歌】
1 「恋歌(こいうた)」に同じ。 2 古今和歌集以後の歌集の部立ての一。恋愛の歌を集めた部分。また、その部分の歌。
こううんせんしゅ【耕雲千首】
南北朝時代の和歌集。天授2年(1376)の長慶天皇の勅命により、翌天授3年(1377)に花山院長親が詠進した。天授千首(千首和歌)の一つ。
こうこく‐じ【興国寺】
和歌山県日高郡由良町にある臨済宗の寺。山号は鷲峰山。安貞元年(1227)開創の西方寺を起源とする。正嘉2年(1258)真言宗から禅宗に改宗。開山は無本覚心。慶長年間(1596〜1615)和歌山藩...