さ‐ば【生飯】
《「生飯」の唐音「さんぱん」からという。「散飯」「三把」「三飯」とも書く》食事のときに自分の食物から取り分けた飯粒。屋根などに置き、鬼神・餓鬼に供え、鳥獣に施すもの。さんば。さんばん。「板屋の上...
し‐か【知客】
《唐音》禅寺で客を接待する役僧。
しっ‐くい【漆喰】
《「石灰」の唐音から。「漆喰」は当て字》消石灰に麻糸などの繊維質、フノリ・ツノマタなど膠着(こうちゃく)剤を加えて水で練ったもの。砂や粘土を加えることもある。壁の上塗りや石・煉瓦(れんが)の接合...
しゃん‐す
《「相思」の唐音から》(長崎地方で)恋人。情人。「あんたの—は神変(じんべん)来たばいな」〈民謡・ぶらぶら節〉
しゅく‐しん【祝聖】
《「しん(聖)」は唐音》禅宗の寺院で、天皇の寿命無窮を祝い祈ること。天皇誕生日および毎月の1日と15日に行う。
しゅ‐そ【首座】
《「そ(座)」は唐音》禅宗の寺で、修行僧のうち第一の位の者。
シュチン【(ポルトガル)setim/(オランダ)satijin】
繻子(しゅす)地に2色以上の横糸を使って、模様を織り出した地質の厚い絹織物。帯地・袋物・袈裟(けさ)などに使う。シチン。シッチン。 [補説]「繻珍」「朱珍」とも書く。また、唐音語「七糸緞(しちん...
しゅ‐びん【溲瓶】
《唐音》「しびん(溲瓶)」に同じ。「寝室中に—を備えて」〈村田文夫・西洋聞見録〉
しょく【卓】
《唐音》 1 仏前に置き、香華を供える机。茶の湯にも用いる。 2 食卓。
しん‐か【請暇】
《「しん(請)」は唐音》 1 禅僧が、しばらく暇を請うて他行すること。日限は15日以内とされた。 2 ⇒せいか(請暇)