ふき‐まわし【吹(き)回し】
1 風の吹きぐあい。風向きの変化。 2 その時の調子・気分。「君が来るなんてどういう風の—だ」 3 風が吹くと回るもの。風車(かざぐるま)など。「—のかんざしにて頭をかきかき来る」〈洒・恵世もの...
ふくろ‐まわし【袋回し】
俳諧の運座の方法の一。一定の題を状袋に入れて各人に配り、各人は1句を小短冊に書いて袋に入れ、右隣の人に回していくもの。→膝(ひざ)回し
ふし‐まわし【節回し】
歌謡や語り物・謡い物などの調子や抑揚の変化。
ふ‐てまわし【不手回し】
手回しが悪いこと。特に、家計のやりくりがうまくいかないこと。
ふな‐まわし【船回し】
荷物などを船で送り届けること。回漕(かいそう)。
ふり‐まわし【振(り)回し】
1 振り回すこと。「腕の—」 2 金銭のやりくり。「有銀五百貫目より上の—の人、太夫にもあふべし」〈浮・一代女・二〉
ぶたい‐まわし【舞台回し】
1 劇場の回り舞台を回すこと。 2 演劇で、物語の案内役。また比喩的に、物事の進行をつかさどる人物。「政権交代の—を務める」
ぶ‐まわし【歩回し】
金銭を運用して利を得ること。「—のよき家をもとめ」〈浮・新永代蔵〉
ぶん‐まわし【ぶん回し】
1 コンパス1のこと。 2 歌舞伎で、回り舞台のこと。
まめ‐まわし【豆回し】
イカルの別名。豆を口に含んで回しながら割る習性による名。《季 夏》