いんが‐せい【因果性】
現象はすべて原因から生じる結果とみる場合に成立する両者の関係。事実間に成立する実在的なものと、命題間の理由と帰結という論理的なものとがある。因果関係。原因性。→結果 →原因
オセルタミビル【oseltamivir】
抗インフルエンザウイルス薬の一。商品名タミフル。1999年にスイスの製薬会社ロシュが発売、日本では平成13年(2001)2月に健康保険適用となり、ロシュグループの中外製薬が製造・販売している。→...
かいにゅう‐けんきゅう【介入研究】
《intervention studyの訳語》疾病と因果関係があると考えられる要因に積極的に介入して、新しい治療法や予防法を試し、従来の治療法・予防法を行うグループと比較して、その有効性を検証す...
かい‐ぼう【解剖】
[名](スル) 1 生物体を切り開いて、内部の構造、あるいは病変・死因なども観察すること。腑分(ふわ)け。解体。 2 物事を細かく分析し、その因果関係などを明確にすること。「事件を—する」「心理—」
きかい‐ろん【機械論】
1 哲学で、すべての事象の生成変化を自然的、必然的な因果関係によって説明し、目的や意志の介入を認めない立場。 2 生物を精緻な機械と考え、生命現象を物理化学的法則で解明しようとする立場。
ぎじ‐そうかん【疑似相関/擬似相関】
二つの事象に因果関係がないにもかかわらず、あるように見えること。相関関係が見出される二つの事象A、Bについて、AとBが共に別の要因によって生起している場合、AとBの間に疑似相関があるという。偽相関。
ぐう‐ぜん【偶然】
[名・形動]何の因果関係もなく、予期しないことが起こること。また、そのさま。「—の一致」「—に見つける」⇔必然。 [派生]ぐうぜんさ[名]
[副]思いがけないことが起こるさま。たまたま。「—...
けいけんてき‐ほうそく【経験的法則】
1 経験的な個別事象から帰納によって得られた法則。 2 因果関係は明確ではないが、経験上そのようだというだけの法則。
こうかん‐いじょうげんしょう【宏観異常現象】
特別な測定器などを用いず、人の感覚で捉えられた地震の前兆の総称。「井戸水が濁った」「動物が騒ぎ出した」といったことが報告されているが、科学的な因果関係は明らかになっていない。
さきものあくだま‐ろん【先物悪玉論】
先物取引が現物市場の株価変動率を増大させ株価の暴落を招くとする説。1988年に日経平均株価先物取引が開始された直後の1990年代初期に株価が大幅に下落したことから、こうした仮説が唱えられたが、有...