いん【因】
[音]イン(呉)(漢) [訓]よる ちなむ [学習漢字]5年 1 事の起こるもと。「因果・因業・因子・因縁・因由/一因・遠因・起因・近因・偶因・原因・死因・主因・真因・成因・素因・敗因・病因・誘...
かそく‐しゅぎ【加速主義】
《accelerationism》 資本主義に由来する諸問題を克服するには、むしろ資本主義のプロセスを推し進め、資本主義の持つ国家や因習などを解体する作用に期待すべきとする思想。 [補説]自由貿...
かみがみのふかきよくぼう【神々の深き欲望】
今村昌平監督・脚本による映画の題名。昭和43年(1968)公開。沖縄の孤島を舞台に、因習と近代化の狭間で翻弄される人々の姿を描く。出演、三国連太郎、河原崎長一郎、嵐寛寿郎ほか。第42回キネマ旬報...
から‐まなび【唐学び/漢学び】
中国の学問をすること。また、それによって身についた学問や才能。かんがく。「中世以来学問道徳の権威としてこの国に臨んで来た—風の因習からも」〈藤村・夜明け前〉
くさり【鎖/鏈/鏁】
《動詞「くさ(鏈)る」の連用形から》 1 金属製の輪を数多くつなぎ合わせて、ひもや綱のようにしたもの。かなぐさり。「犬を—でつなぐ」「懐中時計の—」 2 物と物とを結びつけているもの。また、つな...
ぐうぞう‐はかい【偶像破壊】
1 キリスト教で、キリスト・聖母・殉教者などの聖画像を破壊することによって、偶像崇拝の風を排斥しようとする運動。アイコノクラズム。 2 伝統的な権威・因習などを否定し、打破すること。
しぜん‐じ【自然児】
世俗の因習などにけがされていない純真無垢な者。また、あかぬけしないわがままで粗野な者。
しゅう【習】
[音]シュウ(シフ)(漢) ジュウ(ジフ)(呉) [訓]ならう ならわし [学習漢字]3年 1 繰り返して行って身につける。ならう。なれる。「習作・習字・習熟・習得/演習・温習・学習・既習・講習...
だ‐は【打破】
[名](スル)《古くは「たは」とも》 1 攻撃して負かすこと。「強敵を—する」 2 束縛・抵抗・妨害などを取り除くこと。「因習を—する」
はかい【破戒】
島崎藤村の小説。明治39年(1906)刊。被差別部落出身の小学校教師、瀬川丑松が、周囲の因習と戦い、父の戒めを破って自己の素性を告白するまでの苦悩を描く。日本自然主義文学の先駆。