有(あ)るにも有(あ)ら◦ず
生きているのかどうかもわからないような状態。また、気が転倒して正気を失った状態をいう。無我夢中だ。「さりともと思ふらむこそ悲しけれ—◦ぬ身を知らずして」〈伊勢・六五〉
有(あ)るわ有(あ)るわ
《「わ」は終助詞》驚くほどたくさんあるさま。「誤字脱字が—、直しきれない」
い‐ま・す【坐す/在す】
《「い」は接頭語、「ます」は尊敬語動詞》 [動サ四] 1 「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる。おありになる。「言ひつつも後(のち)こそ知らめとのしくもさぶしけめやも君—・さずして」〈...
いますが・り【在すがり/坐すがり】
[動ラ変]《「いますかり」とも。「いますがあり」の音変化という》 1 「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。いまそがり。「これはここに—・る神のし給ふならむ」〈貫之集・詞書...
いまそが・り【在そがり/坐そがり】
[動ラ変]《「いまそかり」とも》「いますがり」に同じ。「右大将に—・りける藤原の常行と申す—・りて」〈伊勢・七七〉
ざい【在】
1 《「在郷(ざいごう)」の略》いなか。在所。多く、都市の周辺にいう。「埼玉の—に住む」 2 その場所にいること。また、地名の上に付けて、そこにいることを表す。「—、不在を確かめて訪問する」「—...
ざい【在】
[音]ザイ(呉) [訓]ある います ます まします [学習漢字]5年 1 そこにある。いる。「在学・在庫・在宅/介在・健在・現在・散在・自在・実在・所在・潜在・存在・滞在・不在」 2 住んでい...
ざい‐い【在位】
[名](スル)帝王の位にいること。また、ある地位にいること。また、その期間。
ざい‐いん【在院】
[名](スル)病院など「院」と名のつく所にいること。入院していること。
ざい‐えい【在営】
[名](スル)兵営の中にいること。軍務に服していること。また、その期間。「—五年」