きんばん‐ざむらい【勤番侍】
国もとから出て、江戸や大坂の藩邸詰めとなっている侍。勤番者。
きんぴら【金平/公平】
金平浄瑠璃の主人公の名。坂田金時の子。怪力無双で多くの武功をたてたことから、強いもののたとえにいう。
[名・形動] 1 「金平浄瑠璃」の略。 2 「金平牛蒡(ごぼう)」の略。 3 「金平糊(...
きんもんごさんのきり【金門五山桐】
歌舞伎狂言。時代物。5幕。初世並木五瓶(なみきごへい)作。安永7年(1778)大坂角(かど)の芝居初演。盗賊石川五右衛門の話を脚色したもので、南禅寺山門の場がよく上演される。楼門(さんもん)五三桐。
ぎ‐おん【祇園】
《「祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん)」の略》中インドの舎衛(しゃえ)国にあった祇陀(ぎだ)太子の林苑。のち、給孤独と称された須達(しゅだつ)長者が買い求めた。祇陀林。給孤独園。給孤園。
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ぎおんさいれいしんこうき【祇園祭礼信仰記】
浄瑠璃。時代物。五段。中邑阿契(なかむらあけい)・豊竹応律(とよたけおうりつ)・黒蔵主(こくぞうす)らの合作。宝暦7年(1757)大坂豊竹座初演。「信長一代記」を題材とし、特に四段目の「金閣寺」...
ぎおん‐しゃ【祇園社】
京都市東山区にある八坂神社の旧称。
ぎおん‐づくり【祇園造(り)】
京都の八坂神社本殿にみられる建築様式。入母屋(いりもや)造りの母屋の前方に向拝(こうはい)を設け、さらに側面および背面の三方に庇(ひさし)部分を設けたもの。
ぎおんにょうごここのえにしき【祇園女御九重錦】
浄瑠璃。時代物。五段。若竹笛躬(わかたけふえみ)・中邑阿契(なかむらあけい)の合作。宝暦10年(1760)大坂豊竹座初演。三十三間堂の縁起や平家物語などを脚色したもの。特に三段目が「三十三間堂棟...
ぎおん‐の‐かみ【祇園の神】
八坂神社の祭神。牛頭天王(ごずてんのう)(素戔嗚尊(すさのおのみこと))と八柱御子神(天照大神(あまてらすおおみかみ)の五男三女神)と少将井の宮(櫛名田比売(くしなだひめ))。
ぎおん‐ばやし【祇園囃子】
1 祭り囃子の一つで、京都八坂神社の祇園会のときに、山鉾(やまぼこ)の上などで、笛・太鼓・鉦(かね)ではやされるもの。《季 夏》 2 歌舞伎下座音楽で、祇園会の山鉾巡行の囃子の趣にならったもの。...