やか‐つ‐かみ【宅つ神】
《「つ」は「の」の意の格助詞》家を守護するという神。また、かまどの神。「山がつの垣根にいはふ—卯(う)の花咲ける岡に見えるかも」〈木工権頭為忠百首〉
やぶ‐がき【藪垣】
藪のような垣。また、藪の周りの垣根。
やれ‐がき【破れ垣】
こわれた垣根。
ゆい‐あ・げる【結(い)上げる】
[動ガ下一][文]ゆひあ・ぐ[ガ下二] 1 髪などを結んで上へあげる。頭髪を結い整える。「高島田に—・げる」 2 結び終える。また、頭髪を結い終える。「垣根を—・げる」
ゆきふり‐がみ【雪降り髪】
馬のたてがみの白いもの。木綿髪(ゆうかみ)。「山がつの垣根のそひに食(は)む駒(こま)の—と見ゆる卯(う)の花」〈夫木・七〉
よび‐か・ける【呼(び)掛ける】
[動カ下一][文]よびか・く[カ下二] 1 声をかけて相手の注意をこちらに向けさせる。「垣根越しに—・ける」 2 人々に参加や協力などを要請・勧誘する。「署名を—・ける」
り‐か【籬下】
垣根のそば。低い位置にあることのたとえ。「前人の—に立ちて」〈漱石・草枕〉