あお‐ふしがき【青柴垣】
青葉のついた柴(しば)で編んだ垣根。「天の逆手(さかて)を—に打ちなして、隠(こも)りき」〈記・上〉
あし‐がき【葦垣】
《古くは「あしかき」》葦で作った垣根。「—の隈処(くまと)に立ちて我妹子が袖(そで)もしほほに泣きしそ思(も)はゆ」〈万・四三五七〉
あ‐じろ【網代】
《網の代わりの意》 １ 定置網の漁場。また、いつも魚群が集まってくる場所。 ２ 湖や川に柴(しば)や竹を細かく立て並べ、魚を簀(す)の中へ誘い込んでとる仕掛け。冬の宇治川の氷魚(ひお)漁が古くか...
あじろ‐がき【網代垣】
細い竹や割り竹を網代形に組んで作った垣根。沼津垣。
あや‐ひがき【綾檜垣】
檜(ひのき)の薄板で網代(あじろ)に編んだ垣根。
あら‐がき【荒垣／荒籬】
《「あらかき」とも》 １ すきまの大きい垣根。 ２ 神社の外側を囲う目の粗い垣根。
あん‐ど【安堵】
［名］(スル)《「堵」は垣根の意》 １ 気がかりなことが除かれ、安心すること。「—の胸をなでおろす」「無事を聞いて—した」 ２ 垣根の内の土地で安心して生活すること。また、その場所。「それより八...
いけ‐がき【生（け）垣／生け籬】
丈の低い樹木を植え並べてつくった垣根。
い‐しょう【帷牆】
《「帷」はたれぎぬで、端女(はしため)のいる所、「牆」は垣根で、臣下のいる所の意》侍女や近臣。また、そのいる所。
いつく・し【厳し／美し／慈し】
［形シク］《「稜威(いつ)奇(く)し」の意という》 １ 神や天皇または貴人の威力が強く激しいさま。いかめしくおごそかである。「そらみつ大和の国は皇神(すめがみ)の—・しき国」〈万・八九四〉 ２ ...
