き【城/柵】
敵などを防ぐために垣をめぐらした所。とりで。しろ。「筑紫の国は敵(あた)守るおさへの—そと」〈万・四三三一〉
き‐ど【木戸/城戸】
1 (木戸)庭などの出入り口に設けた簡単な開き戸。「裏—」 2 (木戸)興行場などの客の出入り口。 3 「木戸銭(せん)」の略。「—御免」 4 城や柵(さく)などの門。 5 江戸時代、市中の要所...
きのさき‐おんせん【城崎温泉】
兵庫県北部、豊岡市にある温泉。志賀直哉や有島武郎ら文人が逗留した。泉質は塩化物泉。
きのさきにて【城の崎にて】
志賀直哉の小説。大正6年(1917)発表。小動物の死を見つめ、人間の生と死の意味を考えた心境小説。
きのさき‐マリンワールド【城崎マリンワールド】
兵庫県豊岡市にある水族館。昭和9年(1934)開館。水深12メートルのメーン水槽は、日本有数の深さ。
さし【城】
《古代朝鮮語からという》しろ。「新羅に到りて五つの—を攻めて抜きえつ」〈推古紀〉
し‐き【城/磯城】
《「し」は石、「き」は城という》 1 城。とりで。「—を得爾辛に助け築(つ)かしむ」〈欽明紀〉 2 周囲に岩石をめぐらした祭場。「—の神籬(ひもろき)を立てて」〈倭姫命世記〉
しろ【城】
1 敵襲を防ぐための軍事施設。古代には朝鮮・蝦夷(えぞ)対策のために築かれ、中世には自然の要害を利用した山城(やまじろ)が発達したが、このころのものは堀・土塁・柵(さく)などを巡らした簡単な施設...
しろ【城】
《原題、(ドイツ)Das Schloß》カフカの長編小説。未完。著者没後、友人マックス=ブロートが遺稿のノートを整理して1926年に出版。測量士のKが城の主に雇われるが、どうしても城の内部にたど...
しろ‐あと【城跡/城址】
城のあった跡。城址(じょうし)。