せんかん‐せん【遷緩線】
山地斜面を尾根から見下ろしたとき、急に傾斜がゆるくなる地点(遷緩点)を結んだ線。斜面上部からの岩屑や谷筋であれば川の上流からの堆積物が溜まる場所とされる。→遷急線
せんじょう‐ち【扇状地】
川が山地から平地へ流れ出る所にできた、扇形の堆積(たいせき)地形。川の勾配(こうばい)が急に小さくなり、流水の運搬力が急減するため、上流から流れてきた砂礫(されき)が堆積してできる。沖積扇状地。
せん‐ちょう【扇頂】
扇状地の「扇の要」の部分。傾斜がきつく、河川は表面を流れ、堆積物の粒度が粗い。→扇央 →扇端
せんぶちょうていしゅうは‐じしん【浅部超低周波地震】
地殻のプレート境界の浅部で発生する低周波の地震。スロー地震の一種。10秒程度の非常に長い周期をもつ。プレートの沈み込みに伴い、堆積物がまだ軟らかい状態にある付加体に生じるずれに起因すると考えられ...
そうかい‐がん【層灰岩】
火山灰と泥などの砕屑(さいせつ)物とが混合して、水底に堆積(たいせき)・固結してできた堆積岩。
そう‐り【層理】
堆積(たいせき)物や堆積条件の変化によって生じる成層構造。地層の断面では、ほぼ平行な縞模様としてみられる。
ぞくせい‐さよう【続成作用】
地学で、堆積物が固結して堆積岩になる作用。堆積後、セメント化や再結晶化などによって物理的・化学的に固結する一連の過程をさす。継変作用。ダイアジェネシス。
たい【堆】
[常用漢字] [音]タイ(呉)(漢) ツイ(唐) [訓]うずたかい 〈タイ〉高く積み上げる。うずたかい。「堆積・堆肥」
〈ツイ〉いくつも重ねる。「堆紅(ついこう)・堆朱」
たい‐せき【堆石】
1 石を高く積むこと。また、その石。 2 氷河によって運ばれて堆積した礫(れき)・砂・粘土などの混合した岩屑(がんせつ)。また、それによってつくられた堤防状の地形。モレーン。氷堆石。堆石堤。
たいせき‐がん【堆積岩】
堆積し固まってできた岩石。成因により砕屑(さいせつ)岩・火山砕屑岩・生物岩・化学岩に大別され、砂岩・凝灰(ぎょうかい)岩・石灰岩・チャートなどがある。水成岩。沈積岩。成層岩。→火成岩 →変成岩